安岡正篤一日一言

立命の学/安岡正篤一日一言1106

人と生まれた以上、本当に自分を究尽(きゅうじん)し、修練すれば、何十億も人聞がおろうが人相はみな違っているように、他人にない性質と能力を必ず持っている。
それをうまく開発すれば、誰でもそれを発揮することができる。
これを「運命学」「立命の学」という。
今日の言葉でいうならば「人間科学」というものだ。
これが東洋哲学の一番生粋(きっすい)である。]

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『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

11月6日 「自分の枠を外す」

幸之助をはじめ、多くの成功している人に共通するのは、
難局に出会ったり壁にぶつかったりした時、自分の常識
つまり自分の考え方の枠を外して、新発見したり解決したり
しているということです。
考え方や心を窮屈にしてはいけません。
どんな時にも一度自分を離れて見つめ直してみることです。
信念を持つこと、自分の枠を外すこと。
この二つは矛盾しているようで真理なのです。

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安岡正篤一日一言

自ら反る/安岡正篤一日一言1105

君子は自ら反(かえ)る---「自反」ということは「論語』『孟子』の根本精神といってよい。
自ら反る、自らに反る。自分で自分に反る。例えばつまずいてけがをした。
「こん畜生!」といって石を蹴る人聞がある、そういうのはつまらない人間である。
つまずいた時「ああうっかりしていた。おれもまだいけないぞ」と反省する。
例えば武道の達人だったら、つまずいてひっくり返るとかいうことは決してない。
物につまずいてひっくり返るなんて、これは迂闘(うかつ)のいたすところだ。
修行未熟のいたすところだ。
だからそういう時には、「しまった。おれもうっかりしておった」と自ら反る。
それが本当の人間である。
その人は確かな人であり進歩する人だ。
そこからも非常に変わってくる。

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プレッシャー

プレッシャーがあるからこそ、人生はおもしろく、張り合いもあり、愉快でもある。

圧力があるから、それに耐えるという張りが出てくるのであり、圧迫があるから、それを跳ね返そうという気力が湧く。威圧感があるから、それを利用したり、また抗しようとするこちら側の姿勢も強く出てくるのではないか。

朝起きるのは寒い。温度のプレッシャーだ。それではいつまでもぬくぬくと寝ていて、それですむか。身体を動かすには物理的な力がいる。それもプレッシャーだ。動かさないですめば、一番楽なのだ。しかしそれでは筋肉がたるんでしまう。朝寒くてもサッと起きて、寒さのプレッシャーを排し、洗面をし、仕事にかかる。そこにまず生きる張り合いが出てくる。いつもらくらくとしていたら、精神も身体もブヨブヨになってかえってダメになってしまう。

日常生活の中で自然に作られてくるプレッシャーはいくつもある。親子、夫婦関係からくるもの、嫁姑、財産相続、病気、満員電車など数えあげればきりがあるまい。それに職場や学校など仕事や勉学の上でも、いくらでもプレッシャーは出てくる。

人間社会とはさまざまなプレッシャーが、いつでも起こり、苦しみ、悩むようになっているのだ。問題はそうしたプレッシャーを、いかに乗り越え、いかに活用して人生に深い喜びをもたらす工夫をし、前進するかである。毎日のように生ずる大、小のプレッシャーを、いかにわが身にこなして、養分に転ずるかである。

難しい時もあろう。押しつぶされそうになる時もあろう。しかし〈問題はここだ。このプレッシャーから英知を導き出すのだ〉と心にきざんで前進することである。

分をこえた大借金を背負って店もつぶれ、その日暮らしとなった。屋根裏に住み、食う物にも事欠くようになった。しかしまだこの身体がある。決心して清掃の仕事を始めた。まず道路のゴミを集め、落ちていたビニール袋につめ込んで「ありがとう、ゴミさんよ」と頭を下げる。それを実行しているうちに、見ていた人があって「うちの荷物を向こうに運んでくれ」と頼まれた。それがきっかけで正式に職につき、自殺をせずにすんだのである。似たような話はいくらでもある。

東京九段下でタチンボーという荷車押しをやって、それからそれへと仕事にありつき成功した大谷米太郎氏(一八八一~一九六八)の苦心談を知らない人は多い。今を時めくホテル・ニューオータニを興(おこ)したのは、この大谷氏に他ならない。

普通一般にはプレッシャーを押しのけようとしても、なかなか難しい。現に、ここに、こうしてあるプレッシャーなのだから、むしろそれを暖かく包み込んで、「ひとつ、よい知恵を授けてくれないか」と頭を下げて、そのプレッシャーに教えを乞うてみることだ。将来がどうなるか、そんな不安は後まわしだ。プレッシャーこそ、もっともよい先生なのである。

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読書は自己成長の指針

書物には小説、歴史、経済、学術等、様々な種類があります。私たちはそこから多くの知識や教養を得て、生活に役立てることができます。

掃除、整理整頓が苦手なNさんはある日、同僚が持っていた掃除の本を借りて、そこで紹介されていた掃除の方法を実践しました。それは「ありがとう」と言いながら浴室を掃除することです。

最初は何気なく「ありがとう」と口ずさみながら、浴室を掃除していたNさん。掃除を続けていく中で、不思議にも次第に頬が緩んでいくのを感じました。その後も浴室に「ありがとう」と言いながら掃除を続けていると、ますますきれいになっていく様がうれしくなりました。そして、これからも浴室をしっかり掃除しようという思いを持つようになりました。

さらに、Nさんはその本に書かれていた空気の入れ替えを行ないました。閉めきった部屋にはマイナス・エネルギーが溜まりやすいことを知ったからです。

 

浴室の窓を開けて、代わりに新鮮な空気が外から浴室内に入るようにとの思いで換気をしました。浴室内の空気を入れ替えただけでしたが、Nさんは清々しい気持ちになり、続けて隣の部屋の床まで掃除したのでした。

一冊の本との出合いによって、それまで考えたこともない方法を知ったNさん。掃除によって浴室がきれいになるとうれしさが込み上げてきて、さらに大切にしようという思いを持つようになったと言います。

読書には新たな知識を得、心を豊かにするという効用があります。加えて、本から知ったことを実際に行動に移すことで、本当の意味で本に書かれている内容の良さがわかってくるのです。

実践に移す読み方は、次のようなことが挙げられるでしょう。

①純粋倫理に照らして読む。

②今、自分が置かれた状況と対比しながら読む。

③自分に足りない部分は何か、

それを補うには、どう動けばよいのかを考えながら読む。

④気づきを大切にし、忘れない

ように記録を取る。

倫理研究所の創立者である丸山敏雄は、「実践して初めて倫理であり、頭に浮かんだだけならば、それは実行を伴わない雑念と選ぶところがない」と説いています。(『実験倫理学大系』)

縁あって、手に取った一冊です。その本から得た知識は実際の生活の中で生かしてこそ、自らが成長する手助けとなり、生活向上の一助となります。

さらに、実践した後にもう一度本を開けば、感動や理解の度合いは、前に読んだ時よりもきっと深まっているに違いありません。感動が意欲を湧き立たせ、より深まった理解によって実践は加速します。その時、私たちの生活は一段と向上していることでしょう。

読書の秋となりました。本から学んだことを実践し、仕事や生活に生かして、自己成長の指針となる読書を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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