木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
3月3日 「刻々と手を打つ」
幸之助は小さなことまで、やかましく指導していました。
それが、経営の基本だからです。
刻々と手を打つ、刻々と報告を受けて、指示をする。
指示を受けて、手を打って、報告する。
報告を受けて、また指示を出す。
「五つや、六つの手を打ったぐらいで万策尽きたとは言うな。
少々のことで、万策尽きたと思ったらあかん。困っても困ら
ないことや」。
そう言っていました。
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『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
3月2日 「安くてよいということは」
「安くてよいということは、如何なる商売においても、最高の
意志決定を持つ」
これは幸之助の商人道です。
速くて、しかも丁寧、これが本当のサービスです。
お客のために、悩んで、悩んで、悩み抜く、自分を100パー
セント使いこなす経営をすればよいのです。
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木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
3月1日 「なぜ、なぜの繰り返しの作業」
幸之助はよく「なぜ、なぜ」と自分にも他人にも問いかけていました。
なぜなぜの繰り返しの作業によって、単なる利益追求の目的から、
人間の幸福実現という、高次の目的に高められていくことを信じて
いたからです。
正しい思いは必ず、成就するものです。
壮大な志と、強い一念を持って、行動を起こすとき、歴史を創る大き
なエネルギーが、新たな世界を開くのです。
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木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
2月28日 「経営というものは」
幸之助は、
「経営というものは自分で汗を流し、自分で吸収して、
そして、自然に会得するもの」
と、人一倍働いていました。
経営とは、考え、考え抜くことによって得心し、新たな行動のエネ
ルギーを生み出してくるものです。
成功のコツをつかむまで、絶対に辞めない。やり切るということです。
これが経営者の命をかけるということだ、と教えられました。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
2月27日 「商売の秘訣は、意志の即決である」
幸之助の基本的な考え方の一つに、
「商売の秘訣は意志の即決である。
しかし、事を行うには、三回だめを押して、行う慎重さも必要である。
そういう、相矛盾したことを、同時におこなってこそ、真の経営であり、
大きな成果が生まれるものだ」
と。
強い指導者の一念が、「理外の理」「後の先」の法則を生み出し、
成功の扉を開けるのです。