『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
2月10日 「事業計画は事業を成功させる計画」
事業計画は、一年前に作る決算書です。だから、事業計画は、
100パーセント達成しなければならないのです。
社会に約束をしているのです。
達成率90パーセントや110パーセントでは、経営精度がプラ
スマイナス10パーセントで、決して良くないのです。
5カ年計画を3年で達成して、幸之助に叱られました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
2月9日 「愛さねば、なにも実らない」
仕事を愛し、会社を愛し、人を愛さねば、良い仕事は出来ない。
仕事に惚れ、会社に惚れ、人に惚れて初めて事業は成功するものです。
愛さねば、なにも実のらないのです。
事業も愛こそすべてです。
美しい愛を実らせたいものです。
幸之助は愛に生きた人でした。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
2月8日 「心に汗をかこう」
 知識や経験から、すぐ頭で考えて、勝手に結論を出して人に話を聞くことが多い。
 初めから結論ありきでは、何事も間違ってしまうものです。
 素直に相手の悩みを聞く心構えと、
「心に汗をかく」ことが、人の上に立つ人に一番求められるものです。
 幸之助は、いつも心にいっぱい汗をかいて仕事をしていました。
 素直に聞くことが大切なのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
2月7日 「心が滅びるよ!」
「忙しい忙しいと言っていては、心が滅びるよ」
と、幸之助は言っていました。
時間だけは、誰にでも平等に与えられている。
時間に追われて、忙しい忙しいと言っていると、生産的な前向きの
気持ちまで、滅びてしまうのです。
時間に縛られる人生ではなく、時間を生かす人生でありたいと願え
ば、その時から心に余裕がでてきます。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
2月6日 「一念を定める」
松下電器は、昭和七年四月、貿易部を新設し、自らの手による輸出事業に
着手しました。幸之助三七歳の時です。
当時の担当部長は、
「貿易の経験者は一人もおらず、英文タイプも入手するのに、
数ヵ月かかったが、商社に依存せず、自ら市場をつかむことから始めた」
と。そして、三年後には、松下貿易株式会社を設立。
「一念を定めれば、中小企業でも、その気になれば誰でも出来るよ」。
幸之助は、こうして戦前から世界市場へと大きな夢を膨らませていました。