木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るのか―
1月11日 「生命で答えを出せ」
「頭で考えて行動するな」
「現実を注視せよ。生命で答えを出せ」
と、よく叱られました。生命で答えを出せというのが幸之助らしい叱り方です。
現場に戦略あり、です。
なんで、なんで、なんでと問い続け、そして、答えを出していました。
幸之助はこうしていつも自分の心に問いかけていたのです。
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『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月10日 「ありがとうという言葉を最初に」
「励ましの言葉は、悩み苦しむ人の心に勇気を与え、
共感の言葉は、この世に生まれてきた喜びを共有し、共鳴する」
感謝の言葉は、他人の幸せを心から祝福し、自分も満足する奇跡の薬です。
ありがとう経営は、最後のありがとうを、最初に持ってくる経営です。
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木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月9日 「本当に偉い人とは」
幸之助は、
「本当に偉い人とは、部下が自分より偉く見える人だと思う」
と言いました。
そして、
「部下を尊敬出来る人は、もっと偉い人やで、木野君、覚えておきや」
と。
その時、初めて人が人を信用し、人に生まれ来た喜びを実感するものです。
美しき人間の心の絆は永遠に光る、と幸之助は、王道の経営を教えてくれました。
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木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月8日 常に「一商人たるの観念」を忘れず
「松下電器が将来いかに大をなすとも、
常に一商人の観念を忘れず、従業員また、
その店員たることを自覚して、質実謙譲を
旨として、業務に処すること」
業務の拡大、業容の拡大によって経営が
放漫になり、人におごりの心の生ずることを、
強く戒めた「社内基本内規第十五条」
です。
現在も、一日として忘れることなく、謙謙服用されています。
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木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月7日 「ダム経営は、企業の免疫力」
幸之助は、
「僕はいつでも『店』を閉める覚悟で仕事をしてきた。
『店』を閉めるとなると『金』もいるし、お客様、取引先、
従業員の皆さんに大変迷惑をかけることになる。そのために『蓄え』がないとあかん」
と言っていました。
モノ・金だけのダムだけではなく、
「信用のダム」「時間のダム」「心のダム」
をなによりも大切にしていたのです。
もちろんその前に、
「無借金経営」があることは言うまでもありません。