『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月6日 「はっきりさせておかないと、失敗するで」
「経営といい、商売といい、これみな公事にして私事にあらず」
(経営の心得)
「決算は毎月厳密にこれを行い、一か月の業績全般をすみや
かに知悉(ちしつ)し」(経済の心得)
「独往(どくおう)自主敢えて援助を頼まざるの境地に立ち、而
(しか)して互いに克(よ)く相協力するよう心懸くべし」(社員指
導及び各自の心得)
この教えは、松下の伝統となって今も受け継がれています。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月5日 「製品は自分の生命より大事やで」
幸之助は、如何なる悪条件の中にあっても、製品の劣化は
絶対に許されないとの毅然たる信念に立ち、戦局悪化の厳
しい事態の中で、最後まで良品造りを目指して努力しました。
「事業は会社全員の塊やから、総合芸術やで」
と。
「だから魂を入れて美しく仕上げなければいかん」
幸之助は、物づくりの神様でもあったのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
1月4日  「指導者の一念」
 世の中、成功するか失敗するか。その分かれ目が指導者の一念です。
 すべてが指導者の一念から始まるのです。
 大切なのは、魂と魂の触れ合いです。
 指導者は、心に理想の火を点さねば、何事も成就しないのです。
「人が時代を開き、時代が人を育てる、だから指導者の一念で一切が変わるのだ」
 と教えられました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
1月3日  「正月の意味」
 元旦の日の出はすべてを蘇生させます。
 失敗を成功に、困難を希望に変えるチャンスです。
「正月は正しい月とかくはな、過ぎ去った年は忘れて、初心に戻ることや。
 そして、正しい月には、正しいことを考えることが大切や」
 うまくいかない人は、どこかが間違っているのです。
 正しいことを考え、実行すれば、必ず正しい結果がでます。
 正月になると、幸之助にいつも教えられました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
1月2日  「書き初めで、心に刻印しましょう」
 初夢を、成功への一念に納めるために、
 心を静めて、書き初めをしたいものです。
 心に刻印するために、
 今年こそ、使命を果たす良き年にと、誓願しましょう。
 幸之助はいつも机に向かい色々なことを書いていました。
 成功への一念をこの一身に刻みこむのが今日という日です。