木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
9月16日 「私が心して学んだこと」
すべては学校であり教師である、という考えが幸之助に
ありました。つまり、万物は皆、師という哲学があったのです。
求める心が強くあれば、学ぶことは無限にあるのです。
学んでこれだと気づけば、一念を定めて実行あるのみです。
「学ぶことは、生きること」
と、幸之助は楽しみながら、経営していました。
私が心して学んだことです。
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『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
9月15日 「発想を転換せよ」
「君な、発想さえ転換すれば不況は外にあって内にはないんだよ。
みんなの心がつくりだしているだけや」
と、幸之助は、困っている私をよく元気づけてくれました。
不況は人災、人災ならば、人が治せないはずがない。
幸之助は、不況の時に、大改革をやり遂げ、
新しい発想で、新分野を開拓して、飛躍してきました。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
9月14日 「素直な反省」
「反省のない経営には、発展がない」と、幸之助によく言われました。
そして、「発展のある経営には、必ず反省がある」
ということも、東方電気時代に教えられたことです。
生きた反省、元気の出る反省でなければ、心が死んでしまいます。
反省して、自信をなくしてしまっては、本末転倒です。
「素直な反省、これが成功の秘訣だ」
この言葉どおりの実践を幸之助はしていたのです。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
9月13日 「欠点を長所に変える」
欠点を克服すれば長所となり、その欠点が大きな力になります。
そのためにも自分の欠点を知って日々努力を重ねていくのです。
人間は完全ではありません。欠点は必ずあるのです。
幸之助はその欠点を素直に見つめていきました。
なにも恐れることはありません。
欠点を長所にすればよいのです。
素直に自分の欠点を注視することから始めれば、
問題はすべて解決します。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
9月12日 「指導者は決断する」
「君、それは自分で決断せんとあかんな」
私が助言を求めに行った時に、幸之助に言われた言葉です。
指導者たるもの人に助言を求めることも大切だが、
決断は自分でしなければならないと 教わりました。
決断は指導者の一番大事な仕事です。
決断を経営理念に照らして行えば、成功することは間違いありません。
経営理念が熟慮の基(もと)となり、断行の勇気となるのです。