木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
9月1日 「自分を正し続けること」
幸之助は、いつも自分を正し続けることに努力を重ねていました。
「木野君な、正すべきところは、正してこそ、自分を向上させること
が出来るんやで。正すところを正さんから成功しないんや」
常に、自分自身を客観視することは、難しい問題ですが、それに
成功しない限り、指導者の役割は果たせません。
指導者は、毎日が自分との闘いです。
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『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
8月31日 「長たるものは」
「長たるものは、すべての責任を自ら負うのが当然、それは私の責任です。
と、言い切れているかどうか」
責任の転換は人の道に外れます。
また、責任の取り方は非常に難しいものです。
幸之助は、責任を果たすとは、事業計画を
100パーセント達成することと言っています。
この他に、責任の取りようはありません。
そのために長たる者は自分を磨き部下の尊敬の対象となるべきなのです。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
8月30日 「約束を守れ」
物を買えばお金を払い、物を売れば集金する。
この約束事をきちっと守っていくのが、経営です。
約束事で、世間の調和が保たれ、人々の幸せが
保証されるのです。
約束を破る経営は、王道には外れた邪道の経営
になります。経営の基本は信頼によって築かれて
いくのです。
幸之助は約束に厳しい人でした。
生成発展は約束を守ることからはじまるのです。
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木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
8月29日 「混合されてこそ調和がとれる」
何事にも差異があって当然である。
それぞれ異なるものがバランスよく、混合されてこそ
調和がとれる。
世の中のもの、すべてがオンリーワンです。
その一つひとつが、コラボレーションされて、社会が
成り立っています。
「矛盾を矛盾としないようにするのが、真の経営である」と
よく幸之助に言われました。
会社が良くならないのは、矛盾をそのままにして経営して
いるからなのです。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
8月28日 「一つの仕事が達成されるか否かは」
「一つの仕事が達成されるか否かは、それぞれの持ち場
の人が、責任を自覚しているか否かにかかっている」
事業はなんと言っても、チームワークです。
一人では出来ません。一人ひとりがなぜこの仕事を
するのか、どのような考え方で、どのようにするのかで
決まるのです。
だから理念経営の重要性が問われるのです。
目的や意味を理解し、そこに共感があってこそチームに
なるのです。