『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
6月16日 「憎しみは破壊を」
「憎しみは破壊を、自他相愛の心は建設をもたらす。
憎しみ合うことほど人間としてみじめなことはない」
競争心は、嫉妬を生みだすことになるのです。
嫉妬は憎しみを生みます。
憎しみは、すべてを破壊する元凶となります。
幸之助は、温かく温かく考えて、クールに決断していました。
素直な心がすべてを聡明にします。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
6月15日 「感情で生きている」
通常、人は欲望の赴くまま、感情で生きています。
時には、人間の本質なり、自然の摂理に照らして、
何が正しいかということを考えなければなりません。
そうすれば、すべてのものにかけがえのない、命の
輝きを見ることができるのです。
幸之助は「命の輝きがすべてのものを成功へ導く」
と言っています。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
6月14日 「わからないことは人に尋ねる」
自分でわからないことは、人に尋ねる。
素直な気持ちで聞き、静かに考えれば、行くべき道は、
自ずと決まるのです。
幸之助は、何でもよく私に聞きました。
聞かれた方は、嬉しくなって、一生懸命に答えます。
人生問答は、確かにその人を向上させます。
これが成功の方程式です。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
6月13日  「熱意だけは最高でなければならない」
経営者は、経営に対して熱意だけは最高でなければなりません。
「この子は、熱心な子でしてね」
と、幸之助は、私を紹介する時にいつも言っていました。
後でわかったことですが、これは褒め言葉だったのです。
「熱意がすべてだ」と。
熱意が人の心を動かし、会社を動かすのです。
指導者は熱意だけは最高でなければなりません。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
6月12日 「説得力を生む基本は」
 説得力を生む基本は、これが正しいのだ、
 こうしなくてはいけないのだ、という強い信念なのです。
 自分の使命は何か、どう生きるべきか、幸之助は、
 松下の経営理念に反していないか、
 常に自己観照していました。
 すべての判断基準が経営理念だったのです。
「君は松下の経営理念に反している」
 と、いつも叱られていました。