木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
4月9日 「値付けでその会社がわかる」
値付けでその会社がわかるのです。
価格こそ企業の魂であり、商品の魂です。
「新製品の価格決定の時こそ、『利益に対する考え方』
『経営方針』『商品に対する執念』の特訓を受ける最大
の試練」の場だ」
と教えられました。
幸之助の要求する適正利益は、常に10パーセントでした。
高くてもいけない。安価でもいけない。すべては適正でなけ
ればいけないのです。
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『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
4月8日 「君、人好きか」
「君、女の人、好きか」
と、聞かれて、好きですと答えました。
「男の人はどうか」
と、聞かれて、好きですと答えました。
幸之助は、されに
「嫌いな人も好きか」
と、聞いたので、ノ―と答えました。
「君、会社に入ったら男も女も嫌いな人でも、
全部好きにならなアカン。仲間やで。
家族と一緒やで。それが出来ないと本当の経営が出来ない」
と、教えてくれたのです。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
4月7日 「善・悪と共に共存するのが世の中」
善・悪とともに共存するのが世の中です。
悪は善をつぶそうと狙っているのです。しかし、
「世間の風評に惑わされてはならぬ。悪に振りまわされたら、
自分まで悪に染まってしまう。
だから、徹して誠を尽くせ。
そしたら、悪は自然と消滅する」
と言われ、
「自分の世界に閉じこもっていたら、
人間の美しい花は咲かないよ」
と幸之助は諭してくれました。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
4月6日 「夢は実現するもの」
夢は実現するものです。
夢を希望に変え、さらに深く決意して、具体的に目標を定めるのです。
そして強く実践し、それを繰り返して行うところに、初めて夢は実現そ
るのです。
「何事も苦労したぶんだけ、道は開けてくる。すべてを素直に受け入れることや」
と、幸之助は心の持ち方を大切にして経営していました。
邪念をすてれば夢は必ず実現するもの、と信じ切ることです。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
4月5日 「つい、人間は弱気になってしまう時がある」
つい、人間は弱気になってしまう時があります。人間は
頭がよいので、頭の中で勝手に「出来ない理由」を考えてしまうものです。
「決意する時は頭で考えないことが大切や」
と、幸之助はよく言っていました。いつも全身で決意していたのです。
「決意は、魂で『こうする』と信じ、実行してこそ実現するものだ」
と、厳しく教えられたものです。