『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
「木野君な、経験と体験とは違うで、どう違うかわかるか」
いつものように禅問答のような質問です。
車の中でも、トイレの中でも、いつでも、どこでも
質問するのが幸之助でした。私への愛情だったと思います。
質問に答えると、
「違うな」
 という返事です。
「経験は誰もがしているんや。五〇年生きたら、五〇年の経験がある。
 体験は違うんや。体験は体を痛めて、のたうち回ってつかむもんや」
 経験では無く体験ですね。
 体験は自分の血肉となる貴重な財産です。
 私もその貴重な財産を蓄積しているところです。
 この体験を必ずや活かします。
感謝

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
  ―この時代をいかに乗り越えるか―
12月15日 「見通していた創業者」
 時代が激変しています。そのスピードの速さは我々の想像をはるかに超えています。
 ある日、幸之助が
「木野君な、二一世紀になったら松下という名前がなくなるかもしれへんで。
しかし、経営理念は不滅や」
 と、言ったことがありました。
 現在、パナソニックと社名変更されていますが、
幸之助は時代を鋭く読む力をもっていました。
 
 社名が変わっても時代が変わっても、創業の精神の想いがこもった経営理念が受け継がれる。
素晴しいです。時代のスピードについていき、先見を見通す心眼を身につけます。
感謝