『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
9月11日  「志の声を聞け」
「木野君な、問題は宝の山やで!ただ、
 志がなければ問題は迷いのもとになるだけや。
 志の声を聞けば必ず成功する」
 と言われました。夢や志があればどんな逆境でも
 発展していくことが出来るのです。
 道にかなった方針を立て、全員が心を合わせて努めれば、
 ことは必ず成就するのです。
 幸之助は、自分を突き動かしている根源に、
 心の声を持っていた人でした。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
9月10日  「熱心の上にも熱心に」
 私が社長就任のおり、幸之助は
「この子は熱心な子や」
 と記者の質問に答えてくださいました。
 私は熱意というものが一番大事だと考えていました。
 自分の腹の底から生まれてくるものがなければ本物ではない。
 毎日の熱き触れ合いの中に、人生を豊かにする智慧がでてくるものです。
 熱意は、他人の幸せを願う心から生まれてくるのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
9月9日  「天地宇宙の声を聞け」
指導者は、天地宇宙の聞こえざる声を聞き、
見えざるものを見る力が必要です。
素直な心になれば誰もが聞きとり、
見ることが出来るのです。
指導者の心は、鏡のように澄みきっていなければ、
見えるものも間違って見えてしまいます。
すべての要因は、指導者の心の中にあるのです。
幸之助はいつも、そのことを教えてくれました。