木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
10月20日 「為すべき仕事は無限にある」
「我々のなすべき仕事は無限にある」。これは幸之助の一貫した
事業哲学です。
仕事は、無から有を生んで創り出すものです。
100年もすればすべてのものは、新しく生まれ変わります。すべては
進化しなければならないのです。
仕事の中に、美しい感動がなければ、よい仕事は出来ないのです。
大きな視点で見れば、どんな不況でも仕事は無限にあるのです。
月別アーカイブ: 2011年10月
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
18月19日 「お客様のためにという素直な心」
自己中心の経営姿勢は覇道に近いというのが、幸之助の
教えでした。
お客様のためにという信念から出た呼びかけでなければ、
内なる強い説得力は生まれてこないのです。
日常の何気ない出来事の中にも、他人を思いやる気持ち
が大切であり、そこに王道の経営の強さがあるのです。
お客様のためにという素直な心が、理想の灯を点すのです。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
10月18日 「辛抱が大事」
幸之助の生き方を貫くものは、成功の道は辛抱だということです。
相手の言うことをいったん素直に受け入れてみる。
与えられた逆境にも安易に逆らわない。
そうした大きな辛抱強さが幸之助の天運を切り拓いたのです。
「心の通う人間らしい社会を、辛抱の一念で、
より高く、より深く、より広く築きあげねばならない」
と、幸之助は懸命でした。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
10月17日 「大事を決する時には」
「小事は損得の基準をきめても、過ちは少ない。
しかし、大事を決する時には、利害・損得を
超越して見地に立たねば事を誤る」
と、いつも厳しく教えられました。
経営理念を経営の物差しにしているか。
経営理念を軸に会社を経営しているか。
経営理念を鏡に行動しているか。
今こそ経営者は王道の経営に徹するべきです。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
10月16日 「自分の分を守れ」
幸之助は、
「まず前進することだ」と、自分に言い聞かせていました。
色紙に「前進」と書いてくれました。
一歩前に出ないかぎり、目標には絶対到達しないのです。
しかし、無理をすることを、いつも厳に慎むように教えられました。
「限界を超えろ」と言いながら、「自分の分を守れ」とも言っていたのです。
相矛盾する中に幸之助の真実があります。