『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
7月21日  「道場が必要である」
「生きた経営を自得するには、道場が必要である。
 その道場が会社であり、商店であり、社会である」
 この考え方が幸之助の一生を貫いています。
 謙虚な心さえあれば、自分の周囲にあるもの、
 いる人すべてがわが心の鏡、
 自分が今日一日やったことが、成功か失敗か、
 決して平穏無事な一日ではなかったはずだと気がつきます。
 自分の振る舞いの正邪が、そこにありのまま、
 映し出されてくるものです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
7月20日 「耳を傾ける心を失えば」
「他人の言うことに、耳を傾ける心を失えば、
 それは自分自身を失うことにもなりかねない」
 と、幸之助は真剣に人の話に耳を傾けていました。
 マラソンの高橋尚子さんは、
「みなさんに支えられて暗闇にも夢を持つことが出来ました」
 と言っています。
 相手を思う心がなければ、
 相手の心は見えないのです。
 あの時があったから今があると、
 感謝する心が大切です。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
7月19日  「時代は変わった」
時代は変わった。人の考えも変わった。
しかし、信念に生きることの尊さに変わりはない。
人生は、幸福と不幸との闘いです。
人生は汝自身への問いかけです。
だから、歴史は心から生まれるのです。
幸之助は、経営理念こそ、
不易の法則と位置づけていました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
7月18日  「人生における成功の姿は」
 
 人生における成功の姿は、
「予知できない障害を乗り越え、自分に与えられた道を、
 着実に歩んでいくところに現れる」
 幸之助の人生そのものです。
 幸之助は、
「障害の数だけ、苦労した分だけ、成功がある」
 と、真剣に人生に向き合っていました。
 そして、
「夢の数だけ希望が生まれた」
 と、学んでは力強く踏み出していたのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
7月17日  「この瞬間しかない」
今という時は、この瞬間しかない。
この一瞬一瞬を精一杯生き切る。
その積み重ねが充実した人生を作り、躍動を生み出すのである。
一瞬に生きた人の心には、その思いが永久に刻まれていくのです。
その一念の変革は、劇的にすべての物を変化させます。
世界をも変化させるのです。
幸之助は、この一瞬の思いを、わが一念として大切にしていました。