『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
9月13日 「欠点を長所に変える」
欠点を克服すれば長所となり、その欠点が大きな力になります。
そのためにも自分の欠点を知って日々努力を重ねていくのです。
人間は完全ではありません。欠点は必ずあるのです。
幸之助はその欠点を素直に見つめていきました。
なにも恐れることはありません。
欠点を長所にすればよいのです。
素直に自分の欠点を注視することから始めれば、
問題はすべて解決します。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
9月12日 「指導者は決断する」
「君、それは自分で決断せんとあかんな」
私が助言を求めに行った時に、幸之助に言われた言葉です。
指導者たるもの人に助言を求めることも大切だが、
決断は自分でしなければならないと 教わりました。
決断は指導者の一番大事な仕事です。
決断を経営理念に照らして行えば、成功することは間違いありません。
経営理念が熟慮の基(もと)となり、断行の勇気となるのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
9月11日 「志の声を聞け」
「木野君な、問題は宝の山やで! ただ、志がなければ問題は迷いのもとになるだけや。
志の声を聞けば必ず成功する」
と言われました。夢や志があればどんな逆境でも発展していくことが出来るのです。
道にかなった方針を立て、全員が心を合わせて努めれば、ことは必ず成就するのです。
幸之助は、自分を突き動かしている根源に、心の声を持っていた人でした。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
9月10日  「熱心の上にも熱心に」
 私が社長就任のおり、幸之助は
「この子は熱心な子や」
 と記者の質問に答えてくださいました。
 私は熱意というものが一番大事だと考えていました。
 自分の腹の底から生まれてくるものがなければ本物ではない。
 毎日の熱き触れ合いの中に、人生を豊かにする智慧がでてくるものです。
 熱意は、他人の幸せを願う心から生まれてくるのです。