木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月7日 「ダム経営は、企業の免疫力」
幸之助は、
「僕はいつでも『店』を閉める覚悟で仕事をしてきた。
『店』を閉めるとなると『金』もいるし、お客様、取引先、
従業員の皆さんに大変迷惑をかけることになる。そのために『蓄え』がないとあかん」
と言っていました。
モノ・金だけのダムだけではなく、
「信用のダム」「時間のダム」「心のダム」
をなによりも大切にしていたのです。
もちろんその前に、
「無借金経営」があることは言うまでもありません。
月別アーカイブ: 2013年1月
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月6日 「はっきりさせておかないと、失敗するで」
「経営といい、商売といい、これみな公事にして私事にあらず」
(経営の心得)
「決算は毎月厳密にこれを行い、一か月の業績全般をすみや
かに知悉(ちしつ)し」(経済の心得)
「独往(どくおう)自主敢えて援助を頼まざるの境地に立ち、而
(しか)して互いに克(よ)く相協力するよう心懸くべし」(社員指
導及び各自の心得)
この教えは、松下の伝統となって今も受け継がれています。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月5日 「製品は自分の生命より大事やで」
幸之助は、如何なる悪条件の中にあっても、製品の劣化は
絶対に許されないとの毅然たる信念に立ち、戦局悪化の厳
しい事態の中で、最後まで良品造りを目指して努力しました。
「事業は会社全員の塊やから、総合芸術やで」
と。
「だから魂を入れて美しく仕上げなければいかん」
幸之助は、物づくりの神様でもあったのです。