『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
5月2日  「最善の上に最善を尽くす」
ある時、幸之助に報告に行きました。
それなりに自分でも納得のいく結果でしたから、当然ほめてもらえると
思ったのです。
ところが
「木野君、もっと努力する余地はあるな」
と言われました。
幸之助は生き方の信条として、努力の上に努力を重ね、それでもなお
最善を尽くして、新たな創意工夫をした人でした。
その一念に生きたとき、必ず事業は成功するものです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
5月1日 「心底からありがたく手を合わす」
お客様が出て行く後ろ姿に、心底ありがたく手を合わす。
これは幸之助の商いの姿です。
そういうお店には、人は自然と集まってくるのです。
人は情けの下で住むものです。
人は感性で買い、理論で納得するものです。
心が厚いか薄いか、深いか浅いか、強いか弱いか。
それが一切の根幹です。
そこに店の成果が表れるのです。