『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

4月18日 「強恕の道」

 

強恕して行ふ、仁を求むることこれより近きはなしとは、何等の親切の教ぞや。大儀なることを勉強してすると、人の情を思ひ遣りて己の行ひをするとより学問は始まることにて、是れ強恕の道なり。 安政3年5月14日「講孟劄記」

【訳】

強恕、つまり大いに努力し、まごころから人をおもいやることこそ仁を求めるには最も近い方法である。とは本当に親切な教えであるなあ。骨の折れることを強いて行うこと、また人の気持ちを思いやりながら自分が実践することから学問は始まるのである。これが孟子のいう強恕という生き方である。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

4月17日 「道義の外に」

 

道義に従ひて禍罪に遇ふは其の道を尽すの極にして、凡そ人は道義の外に行くべき処なし。 安政3年5月14日「講孟劄記」

【訳】

人の行うべき正しい道に従い、その結果として、災難や刑罰に遭遇するのは、その正しい道を尽くした果て、というべきである。だいたい、人は人の行うべき正しい道以外に行くべき所はない。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月18日 「出来ないでは出来ない」

「出来ないでは、出来ない」
「困っても、困ってはあかん」
「成功とは成功するまで続けることや」
と、幸之助に教えられました。

今日あきらめてしまえば、明日の成功は決してあり得ません。
最大の力は、人間自身なのです。

自分自身の「内なるエネルギー」に気がついた人は、他者の
「内なる宝」にも気づき、相手を心から尊敬するようになるの
です。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月17日 「善も悪も自分自身の心の中に」

幸之助は、「自分自身の中に、仏が存在する」と考えていました。
一人の人間の一念に、世界を変革する力があると信じていたようです。
心の持ち方、一念の方向性によって、すべてが決まるのです。
幸・不幸・成功・失敗は、その人の一念の姿勢次第です。
その心が決まったとき、成功への歯車は音を立ててまわり始めるのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月16日 「日本は発展する条件をいっぱい持っている」

「資源のない島国やから、日本は世界に先がけて発展する」と
幸之助は言いました。

「日本は島国やから、海底資源に囲まれている。
世界中に輸出し、また、輸入も出来る。
君、世界に発展する条件は、いっぱい持っていると考えた方が楽しいで。
そうしたら、良い考えが浮かんでくる」

「考え方にはコストがかからん」と言って笑っていました。