『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

4月16日 「暫時の間なり」

 今世学問をする者己れの年少を恃み、何事も他日と推延ぶる者あり、殊て知らず、人生一世間、※白駒の隙を過ぐるが如し、仮令百年の命を全くすとも、誠に暫時の間なり。 安政3年5月14日「講孟劄記」

【訳】
今、学問をするものは、自分がまだ年少であるということを口実として、何事につけても、いつの日にか、などといって、実行を延期するものがいる。人生というものは、「白駒の隙を過ぐるが如し」といわれるように、歳月の過ぎ去ることは、大変早いというこがどうして分からないのであろうか。たとえ百年生きたしても、本当にわずかな間でしかないのに。

※荘子の著書『荘子』の言葉。荘子は、中国の戦国時代、宋国に生まれた思想家。道教の始祖の一人とされる人物。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

4月15日 「片意地者に非ざれば」

人は小事にても是非善悪必ず信をば失はぬと云ふ片意地者に非ざれば、何事も苟且のみにして、執持する所はなきものなり。 安政3年4月15日「講孟劄記」

【訳】

人間はどんな小さなことでも正しいか正しくないか、よいか悪いかという点において信念を失わないという頑固なものでなければ、何をさせてもちょっとしたことしかできす、しっかりとしたことを行うことはできない。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗りきるか―

4月15日 「神通力という言葉を知ってるやろ」

「木野君、神通力という言葉を知ってるやろ。そういう言葉が
あると言うことは、これまでに神通力を身につけた人がおった
ということや。
我々も、一業に徹しきれば、神通力がつくはずや。
そうなれば、居ながらにして他社の動向でも、何でも自ずとわ
かるようになる。そうならな、アカンで」
正しくやって、儲からない商売はありません、儲からないのは
何かが間違っているのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

4月14日 「よしあし事もいはばいへ」

世の人はよしあし事もいはばいへ賤が心は神ぞ知るらん。 安政元年4月19日「※白井小助あて書翰」

【訳】

世の人は、(私の)よきことも悪しきことも、いいたければ、好きにいったらいい。私の心は神様だけが知っていてくださるのだから。

※長州藩の重臣 浦氏の家来 白井小助。江戸遊学以来の友人。下田事件時、松陰のために奔走した。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月14日 「夢あってこそ人生です」

王道の経営は、すべての人を「完全な善の方向に」向かわしめる
尊い経営です。
だから、勇気が出て、元気が出て、結果が出るのです。

夢あってこそ人生です。希望あってこそ青春です。

「青春とは心の若さである」と、幸之助はいつまでも青春を謳歌し
ていました。
若さとは善なる心が創り出すのです。