『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月13日 「運命は人生の決定打ではない」

「運命は人生の決定打ではない。自分の自由意思による。運命への
挑戦が未来を創るのだ」と、幸之助はいつも前向きでした。

「自分の心に炎を燃やし、人生の脚本を書き直せばよいのだから」と。
自分の中にある響き合う魂が、魂を呼んで、新しい世界を創り出して
くれるのです。

運命は人生の決定打ではなく自分の自由意思によるのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

4月13日 「一日此の世にあれば」

人一日此の世にあれば一日の食を食ひ、一日の衣を着、一日の家に居る。何ぞ一日の学問、一日の事業を励まざるべけんや。 安政3年5月14日「講孟劄記」

【訳】

人は一日この世にいれば、一日分の食事をし、一日分の衣服を着、一日分、家にいるのである。とすれば、一日分の学問、一日分の事業に励まなければいけない。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

4月12日 「真心を行ふを貴ぶ」

男子事を立つる、真心を行ふを貴ぶ。 安政6年2月上旬「※入江杉蔵あての書翰」

【訳】
男子がことを行う時には、まごころを尽くすことが大切である。

※長州藩の足軽 入江杉蔵。松陰の高弟。野村和作は実弟。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

4月11日 「心一杯の事を行ひ尽す」

 一事より二事、三事より百事千事と事々類を推して是れを行ひ、一日より二日、三日百日千日と、日々功を加へて是れを積まば、豈に遂に心を尽すに至らざらんや。宜しく先づ一事より一日より始むべし。 安政3年5月14日「講孟劄記」

【訳】

一つのことより二つ、三つより百、千のことと、一つのことから他のことと押し広めて実行し、一日より二日、三日より百日、千日と努力をして功績を積み上げていけば、どうして、心を尽くすことができるようにならないであろうか。必ずできるようになる。志を立てたならば、まず一つのことから、思いついたその日から始めるべきである。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り越えるか―

4月12日 「運命は変えられる」

「木野君、与えられた運命を願った通りに、切り開いていく
人生の方が、醍醐味があって面白いで」

幸之助は、単に運命のままに生きることをしませんでした。
どんな過酷な運命に出会っても、自分の意志で切り拓いて
いったのです。その切り拓く厳しい過程の中に、生きる歓び
を発見していたのです。

すべては生成発展するという信念が、素晴らしい成果をもた
らしてくれました。