『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

5月8日 「人間には夢を追う権利がある」

人間には夢を追う権利があります。

何歳になっても、夢を見続けてほしい。

夢は年齢を超え、境遇を超え、苦境を超えて、
私たちに生きる希望を与えてくれます。

夢は唯一、生きる希望の星なのです。

生きるとは夢の成就であり、いくつになっても
夢を追いかけたのが幸之助でした。

楽土の建設のため五百年計画という壮大な
夢があったのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

「人情に原づかずんば」

凡そ事人情に原づかずんば何ぞ成るあらん  安政6年5月上旬カ「某あての書翰」

【訳】

だいたい、何事であっても、人に対する思いやりや慈しみの心を動機としないのであれば、どうしてなし遂げることができようか。できはしない。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

5月7日 「マイナスをプラスに」

マイナスをプラスにすることが指導者には強く求められます。
幸之助はあらゆるものごとを肯定的に解釈し、発想の転換
をし続けました。

山ほどの不利な条件を有利に転換して困難を切り拓いたの
です。
「問題は宝の山だ」と、よく言っていました。
その発想の転換は、自らの強い意志による一念によっての
み得られるのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

5月7日 「君子道義の交は」

 

君子の交は淡くして水の如く、小人の交は濃くして醴の如し。その味も知るべし。君子道義の交は、淡き故に久しうして変ぜず、小人利欲の交は濃き故に久しからずして変ず。

 安政3年5月29日「講孟劄記」

【訳】

心ある立派な人の交際というのは、さっぱりとしていて、水のようである。つまらない人間のそれは、濃厚で、甘酒のようである。これをもって、交際のあり方を知るべきである。君子の、人としてあるべき正しい道にかなった交際は、さっぱりとしているが故に、長期にわたり、変わることがない。小人の利益や私欲を目的とした交際は、濃厚であるが故に、却って長続きせず、すぐに変わってしまう。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

5月6日 「志を持って行動せよ」

志とは心が向かうという意味です。
幸之助は、絶えず世の中の平安や繁栄を創りたいという志を
持っていました。志を立て、行動することで色々なことを成し遂
げていったのです。

人に尽くしてこそ、生きがいが生まれます。
生きがいは、一人では創れないのです。
指導者は世の中の役に立つという志を切に持つことが大切です。