川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
「大人を以て」
余は初めより大人を以て志を立て、己れを正しうして物を正しくせんとするなり。若しかくの如くにして、功なくして徒死するとも、吾れ敢へて悔いざるなり。 安政3年5月20日「講孟劄記」
【訳】
私は最初から、立派な心ある人物たらんとの志を立て、自分を正しくして、天下・国家を正しくしようと思っている。もしも、このような生き方をして、それがうまくいかず、無駄な死に方をしたとしても、私は決して後悔しない。
川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
「大人を以て」
余は初めより大人を以て志を立て、己れを正しうして物を正しくせんとするなり。若しかくの如くにして、功なくして徒死するとも、吾れ敢へて悔いざるなり。 安政3年5月20日「講孟劄記」
【訳】
私は最初から、立派な心ある人物たらんとの志を立て、自分を正しくして、天下・国家を正しくしようと思っている。もしも、このような生き方をして、それがうまくいかず、無駄な死に方をしたとしても、私は決して後悔しない。
川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
5月14日 「仁とは人なり」
仁とは人なり。人に非ざれば仁なし。禽獣是れなり。(中略)世には人にして仁ならざる者多し。又人を離れて仁を語る者最も多し。今の読書人皆是れなり。 安政3年6月7日「講孟劄記」
【訳】
仁とは、人が人である根本である。人でなければ仁はない。鳥や獣がこれである。(中略)世の中には、人であっても仁のないものが多い。また、(自分のことを棚に上げて)仁を語るものが最も多い。今の書を読む人はみんなそういう類である。
川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
5月14日 「唯だ人の善のみを見る」
余平素行篤敬ならず、言忠信ならずと云へども、天性甚だ柔懦迂拙なるを以て、平生多く人と忤はず、又人の悪を察すること能はず、唯だ人の善のみを見る。 安政3年6月7日「講孟劄記」
【訳】
私は日頃、行いは忠実でも慎み深くもなく、言葉は誠実でも正直でもないが、生まれつき、大変臆病で、世間の事情にうとく、愚かな性格なので、普段は人と衝突しないようにしている。また、人の悪い所を探し出すことができず、ただ人のよき所だけを見るようにしている。
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
指導者に安息はない。
日々の考え方、過ごし方を松下幸之助に学ぶ。
5月14日 「人は感情でモノを買う」
人は感情で物を買い、理論で品物を売ります。
コストプライスで、人の心をつかむことはできないのです。
マーケットプライスは、いつの時代でも、
絶対不変の成功の法則です。
商売とは「心の価値」を売るものです。
川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
「覚悟を失はず」
凡そ士たる者何程困窮すと云へども、遂に士の覚悟を失はず、又顕達すると云へども、富貴に淫して平生の志を亡失することなく、治を致し民を沢し民の素望に協ふなり。 安政3年5月17日「講孟劄記」
【訳】
だいたい侍というものは、どれほど困窮しても、絶対に侍の覚悟は失わない。また、立身出世をしたとしても、富裕や高貴におぼれて、日頃の志を忘れることはない。正しい政治をして、民に恵を与え、彼等の期待にそうものである。