『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

7月7日 「父母に順ならざれば」 

 

父母に順ならざれば、天下の快ありと雖も、亦何ぞ言ふに足らんや。 安政4年11月24日「※松浦無窮に与ふ」

【訳】

父母に孝行を尽くさないのであれば、いくら天下ですばらしいことを成し遂げたとしても、大したこととはいえない。

※長州藩松本村の魚屋の子 松浦松洞。松下村塾の門人。絵画に秀でていたといわれる。表紙の松蔭像は彼の手による。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

7月6日 「協力は無理に得ようとしても得られない」

「協力は無理に得ようとしても得られない」
この言葉は幸之助の人間観です。

熱意と誠意で、懸命に取り組むところに、自ずと集
まってくるのです。
そして、真の協力は、権力や同情では得られません。
志の高さと人間の温もりによってのみ、得られるのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

7月5日 「主一無適」 

 

主一無適は心学の常套。 安政4年11月3日「※馬島甫仙に贈る」

【訳】

ことに当たってはその一事に精神を集中統一し、他に散らさない、ということは朱子学の古くからの教えである。

※長州藩医の子 馬島光昭。松下村熟の門人

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

7月5日 「決断はものごとの終わりではなく始まり」

「木野君、決断はものごとの終わりではなく始まりだよ。
決断したことを、実現させて初めてことが完結する」と、
経営の真髄を教えてくれました。

幸之助は、即断即決を経営の第一と考えていました。
経営者で、意思決定しないことは、一番悪いことと戒
めています。

「松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
「松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り越えるか―

7月4日 「なぜ」と問いたい

「何事にも素直な心で、『なぜ』と問いたい」と、
幸之助は私たちに言い聞かせていました。

「『なぜ』と懸命に考えるところから進歩も
生まれる」

探求には、終わりはないのです。

学問には頂上がないのです。

幸之助は、いつも「なぜ」、「なぜ」と問いかけて
いました。

幸之助は、世の多くの人々の生活を、日一日と
高めていくところに、生産の使命があると考えて
いたのです。