『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

7月20日 「耳を傾ける心を失えば」

「他人の言うことに、耳を傾ける心を失えば、それは
自分自身を失うことにもなりかねない」と、幸之助は
真剣に人の話に耳を傾けていました。

マラソンの高橋尚子さんは、「みなさんに支えられて
暗闇にも夢を持つことが出来ました。」と言っています。

相手を思う心がなければ、相手の心は見えないのです。
あの時があったから今があると、感謝する心が大切です

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

7月19日 「天下の事は身家より始まる」 

 

徒らに憤るも益なし、且つ天下の事は身家より始まると。 安政5年正月吉日「※水戸斉昭鏡の壁書に跋す」

【訳】

(天下国家を)意味もなく憤慨しても、何の意味もない。天下のことは、自分一身、自分の家から始まるという。(だから。まずは我が身を正しくし、家庭をととの
え、修めるべきである。)

※水戸藩主 徳川斉昭。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

7月18日 「人生における成功の姿は」

人生における成功の姿は、「予知出来ない障害を
乗り越え、自分に与えられた道を、着実に歩んで
いくところに現れる」幸之助の人生そのものです。

幸之助は、「障害の数だけ、苦労した分だけ、成功
がある」と、真剣に人生に向き合っていました。
そして、「夢の数だけ希望が生まれた」と、学んでは
力強く踏み出していたのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

7月18日 「奇傑非常の士に交はる」

大凡士君子の事を成すは、志気何如に在るのみ。志を立つるは奇傑非常の士に交はるに在り、気を養ふは名山大川を跋渉するに在り。  安政5年正月23日「※児玉士
常の九国・四国に遊ぶを送る敍」

【訳】

だいたい、心ある立派な人が物事を行う時には、意気込みがどのような状態にあるかだけである。志を立てる方法は、特に優れた、会い難い人物に接することにある。や
る気を起こす方法は、有名な山や川などを巡り歩くことにある。

※長州藩士 児玉吉次郎。松陰の門人カ。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

7月17日 「この瞬間しかない」

今という時は、この瞬間しかない。
この一瞬一瞬を精一杯生き切る。その積み重ねが
充実した人生を作り、躍動を生み出すのである。

一瞬に生きた人の心には、その思いが永久に
刻まれていくのです。

その一念の変革は、劇的にすべての物を変化
させます。

世界をも変化させるのです。

幸之助は、この一瞬の思いを、わが一念として
大切にしていました。