『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

7月15日 「躬化に如かず」 

 

繁文縟礼は躬化に如かず。君仁君義なれば、仁義ならざるなし。 安政5年正月6日「狂夫の言」

【訳】

こまごまとしてわずらわしい規則や礼儀を作るよりは、君子が自ら模範を示して国民を教化する方がまさっている。殿様が心ある立派な人であれば、仁義ある国家になら
ないわけはない。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

7月14日 「指導者は心まで遊ばせず」

「指導者は、体は休ませ、遊ばせていても、心まで遊ばせず、
常に働かせていなければならない。
だから経営者は、社員の三倍働け」と、幸之助から言われました。
三倍では、一日中働き続けなければなりません。
幸之助は、その一念さえあれば、寝ていても六〇兆の細胞が、
代わりに働いてくれると言いました。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

7月13日 「伊尹の志あれば」 

 

孟子曾て言あり、※伊尹の志あれば可なりと。一語已に尽くせり。伊尹の志は国家を憂ひ生民を憂ふるのみにて、一点の私心あるに非ず。 安政2年12月24日「講孟
劄記」

【訳】

孟子にかつて、「伊尹の志あれば大丈夫だ」という言葉があった。この一言に尽きている。伊尹の志とは、国家を憂え、国民を憂えるだけであり、一つとして私欲をはか
る心はなかった。

※生没不詳。中国、夏末期から商(殷)初期にかけての政治家。名は摯。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

7月12日 「士苟も正を得て斃る」 

 

士苟も正を得て斃る、何ぞ必ずしも明哲、身を保たん。 安政6年3月14日「自警の詩」

【訳】

武士たるものは、誠に正義のために命を懸け、身を捨てるのである。どうして、うまく立ち回って身を守ることに価値などあろうか。ありはしない。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

7月13日 「謙虚になってこそ」

謙虚になってこそ、他人の良さがわかり、その長所が自然と
見えてくる。
幸之助ほど謙虚な人は知りません。

本当に偉い人とは、「皆を偉くする人」「皆を敬う人」である。
「踏まれても、踏まれても、なお咲くタンポポの笑顔かな」
の謙虚さが人を造り人を活かすのです。