『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

8月15日 「独立不羈の国」

吾が国は三千年来未だ嘗て人の為めに屈を受けず、宇内に称して独立不羈の国と為す。 安政5年4月上旬カ「※周布公輔に与ふる書」

【訳】

我が(日本)国は、三千年来、これまで一度たりとも、他国に屈服したことのない国である。世界に独立して、他国に束縛されない国家、と唱えている。

※長州藩士 周布政之助公輔。松陰の同志だったが、後、離反。松陰刑死後、遺骸埋葬を助けた

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

8月14日 「恒産と恒心」

恒の産なくして恒の心ある者は、惟だ士のみ能くすと為すと。此の一句にて士道を悟るべし。諺に云ふ、武士は食はねど高楊枝と、亦此の意なり。 安政2年6月2
7日「講孟劄記」

【訳】

一定の生業をもっていなくても、不動の信念をもつことができるのは、ただ侍たる人物だけである。この一句で、侍たるものの道のあり方を悟るべきである。諺に「武
士は食わねど高楊枝」という。これも同じ意味である。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月14日 「転んだら立たねばならない」

「転んだら立たねばならない。赤ん坊でも、転んだまま
ではいない。すぐ立ち上がる」
絶望した若者は、死の淵にたたずみますが、
「自分の心という家に帰りなさい」という心の声を聞きます。
そして、心の内で、真の自分の心と出会うことで再生
するのです。
こうして、人生はドラマを生んでいくのです。
人生七転び八起きです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

8月13日 「人の患いは」

若し夫れ罪を知りて改めざる者は、真に如何ともすべからざるの人なり。人の患いは罪を犯して罪をしらざるにあり。 安政2年8月3日「講孟劄記」

【訳】

だいたい、(自分が)正しくないことをしている、と知っていながら、改めないものは、本当にどうしようもない人である。人の憂えるべきことは、罪を犯していなが
ら、それを自覚していないことである。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るかー

8月12日 「成功か失敗かの分かれ目が」

「100の事を行って、一つだけ成ったとき、成らなかった
99に目を向け、力を落とすか、成った一つに目を向け、
希望を抱くか。
成功か失敗かの分かれ目が、こんなところにもある」と、
幸之助は言っていました。

エジソンは、99の失敗の後に、一つの成功があったとして、
発明王になりました。
この一つの成功に、すべての成功がかかっていると考えて、
成功の法則を見つけだしてほしい。