木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
9月19日 「任せて任さずということ」
幸之助は権限移譲を大切にしていました。
しかし、任せて任さずという考えが、根底にあったのです。
部下の足らざるところは補っていくことで、ものごとは成就するのです。
部下の得意とするところには、全面的に口は出さないが、
部下の至らざるを補うのが、上司の大切な役目なのです。
これが、幸之助の「任せて任さず」です。
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
9月19日 「任せて任さずということ」
幸之助は権限移譲を大切にしていました。
しかし、任せて任さずという考えが、根底にあったのです。
部下の足らざるところは補っていくことで、ものごとは成就するのです。
部下の得意とするところには、全面的に口は出さないが、
部下の至らざるを補うのが、上司の大切な役目なのです。
これが、幸之助の「任せて任さず」です。
川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
9月19日 「古人を友とす」
図書に山水を按じ、文書に古人を友とす。 安政2年「※松岡良哉が相模に之くを送る」
【訳】
図書をみて、各地の山水の風光を想像し、書を読んで、昔の心のある聖賢を友とする。
※長州藩の医者の子。時々松陰を訪ね、教えを受けたといわれる。
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
9月18日 「視点を変える」
「君な、視点を変えることや。ものごとには限度がある。月も欠け、太陽も昇れば沈む」
これも、よく幸之助に言われたことです。
満つれば欠けるというように、限度がきた時には、すべてを方向転換すれば解決していくのです。
異質化し、進化してこそ、成功はあるのです。
同じ視点ばかりで考えていたら、見えるものが見えなくなってしまいます。
進むべき道が、見えなくなってしまうのです。
川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
9月18日 「大ぞらの恵はいとど遍ねけり」
大ぞらの恵はいとど遍ねけり※人屋の窓も照らす朝の日 安政元年以降「和歌」
【訳】
大空の恵みというものは、残すところなくますます行き渡るものだなあ。牢獄の窓さえも照らしてくれる朝の光であることだなあ。
※萩の野山獄
口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
9月17日 「大節に臨みて」
名利の寰区贋も真と作る、誰れか大節に臨みて其の身を致さん。 安政2年2月2日「※僧月性の詩を読む」
【訳】
名誉や利益ばかり追い求める俗世間においては、時にニセモノがホンモノとされる場合がある。しかし、節義を貫かねばならない時に、一体、誰が身を捨ててことに当た
るであろうか。そんな人は本当に少ないものである。
※周防国遠崎村(現、山口県柳井市遠崎)妙円寺の海防僧月性。松陰の同志。