『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月17日 「根っこが大事や」

幸之助に「木野君。根っ子が大事やで。根なし草には花が咲かんと
言うじゃあないか」とよく言われたものです。
東方電気再建のおり、自分自身に信念がなければ本当の経営は
出来ないと諭されました。

経営理念を軸に、王道の経営に徹し、人間主役の経営、人に光を
当てる経営を確立できれば、成功は、目に前に来ています。

根っ子が大事や。ことあるごとに私を支えてくれた言葉です。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月16日 「私が心して学んだこと」

すべては学校であり教師である、という考えが幸之助にありました。
つまり、万物は皆、師という哲学があったのです。

求める心が強くあれば、学ぶことは無限にあるのです。
学んでこれだと気づけば、一念を定めて実行あるのみです。
「学ぶことは、生きること」と、幸之助は楽しみながら、経営していました。
私が心して学んだことです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月15日 「発送を転換せよ」

「君な、発想さえ転換すれば不況は外にあって内にはないんだよ。
みんなの心がつくりだしているだけや」と、幸之助は、困っている
私をよく元気づけてくれました。

不況は人災、人災ならば、人が治せないはずがない。幸之助は、
不況の時に、大改革をやり遂げ、新しい発想で、新分野を開拓
して、飛躍してきました。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

9月16日 「其の嘲りに任す」

粉々たる軽薄子、百喙其の嘲りに任す。猶ほ喜ぶ夢寐の裡、却つて故友に逢ふことを得。 安政元年9月以降「五十七短古」

【訳】

多くの軽薄なものたちが口うるさく(私の)悪口をいうが、私は一切意に介しない。そんなことよりは、眠っている間に(夢の中で)昔からの友と会うことができたこと
の方が嬉しい。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

9月15日 「居の安きを求むるは」

悪衣悪食を恥ぢ、居の安きを求むるは則ち志士に非ず。 安政3年8月以降「武教全書講録」

【訳】

粗末な服を着ることや粗末な食事を恥ずかしく思い、立派な家に住みたいと望むことは、道に志し、正しい生き方をしようとする武士のあり方ではない。