『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

10月10日 「心死より惨なるはなし」

古語に曰く、「惨は心死より惨なるはなし」と。蓋し身死して而も心死せざる者は古聖賢の徒、不朽の人なり。身死せずして而も心死せる者は今は鄙夫の流、行屍の人な
り。 安政6年2月12日「※無逸の心死を哭す」

【訳】

古人が、「心が死ぬということより悲惨なことはない」といっている。ただし、身体が死滅しても、その精神が死んでいないものは、昔の聖人や賢者らであり、これら
は永遠に朽ちることのない人である。身体は死滅していないが、精神が死んでいるのは、今のくだらない人間の類であり、無能で役に立たない人間である。

※長州藩足軽の子 吉田栄太郎稔麿。松陰の高弟。無逸は字。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

10月9日 「素直な心」

「素直な心とは、他人の言葉に盲従することではありません。
その言葉の中にある、正しさに従うことです。」

この言葉が、私の一生を支え、幸之助に命を預けたいと思っ
た至宝だったのです。
人間はある瞬間、比類のない高潔さを表すことがあります。
素直な心が、人間の美しい心に共鳴したのです。
自分を最高に輝かせるために、私たちは生きているのですから。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

10月9日 「無心に出でて」

君子の道徳を其の身に蔵して、其の化の者に及ぶや、従容無心に出でて作為を借らざるに似たるあり。  弘化3年カ「雲の説」

【訳】

立派な人が、人としてのあるべき徳を我がものとして、他人を教え、変えようとする時には、ゆったりと落ち着き、一切の妄念から解放された心で行うものである。(決して、よきように見せかけようとか、わざと手を加えるようなことはしないものである。)

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

10月8日 「事業経営で一番大切なこと」

「事業経営で一番大切なことは、すべての関係先と、共に栄えていく、
共存共栄の精神である」
と、松下の基本理念として大切にしてきました。

他人だけの不幸があり得ないと同様に、自分だけの幸福もあり得ないと、
幸之助は共に栄え行く道を終生求め続けたのです。

事業経営で一番大切なことは共存共栄の精神です。

キョウエイホームという名前負けしないよう頑張ります!
そして三方良しの経営を永続します。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

10月8日 「学校の盛衰は」

※学校の盛衰は全く先生の賢愚に存す。  安政6年3月28日「吉日録」

【訳】

学校というものが盛んとなるか衰退するかは、
全て先生が心ある立派な人であるか、それともくだらない愚かな人であるかによる。

※学校とは長州藩の藩校 明倫館をさす。松陰の畏友 中谷正亮の言という。

学校においても会社・家庭もトップしだいですね。