川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
10月4日 「学ばず勤めずんば」
才といひ気といふも学を基と為し、博といひ精を資と為す。
十室の邑必ず丘のごときあり、学ばず勤めずんば老大にして悲しまん。
嘉永5年2月13日「東北遊日記」
【訳】
才能といい気魄というが、それらは学問を源としている。博識といい優れた人物というが、それらは勤勉を源とする。
十軒位の小さな村でも、孔子のような誠実で正直な人がいるが、孔子の孔子たる所以である好学の人を得ることは難しい。
学問に励み、勤勉でなければ、年をとってから身の不遇を悲しむこととなりますぞ。
これからも様々な本や多くの人々から学び続けます。