『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

10月16日 「自分の分を守れ」

幸之助は、「まず一歩前進することだ」と、自分に言い聞かせていました。
色紙に「前進」と書いてくれました。
一歩前に出ないかぎり、目標には絶対到達しないのです。
しかし、無理をすることを、いつも厳に慎むように
教えられました。「限界を超えろ」と言いながら、
「自分の分を守れ」とも言っていたのです。
相矛盾する中に幸之助の真実があります。

日々、宇宙の発展と共に成長する。
宇宙根源の法則にのり前進していきます。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

10月16日 「是非の心、人各々之れあり」

是非の心、人各々之れあり、何ぞ必ずしも人の異を強ひて之れを己れに同じうせんや。  
安政6年3月19日「要駕策主意 上」

【訳】

何が正しく、何がまちがっているかという心は、人たるもの、誰もが皆それぞれもっている。
どうして、人がちょっと違う意見をもっているからといって、これを強制して、自分と同じにする必要があろうか。
ありはしない。

●「受容する心が大事」と、尊敬する方は日頃から話されています。

自分の意見と違う人々の意見を取りえれられる大きな器になりたいです。
また人々の個性を尊重し長所を伸ばせられれば素晴らしいですね。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

10月15日 「自分を誉めたことはあるか」

幸之助は「もの言わぬ幸せは、汝(なんじ)自身の生命の
中にあるのだ」と、いつも自分と厳しく向き合っていました。

ある時、「木野君、今日はよく働いたと自分自身を誉めた
ことがあるか。自分を誉めるような毎日を送って失敗した
人はおらへん」と言われました。

幸之助は、悩みながら片一方で自分を誉めていたのです。

自分を誉める人生を送りたいものです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

10月15日 「才を老いしむべし」

荘子、当に其の才を老いしむべし。  嘉永4年2月20日「文武稽古万世不朽の御仕法立気付書」

【訳】

厳かな侍は、その才能を老成させるべきである。(経験を積んで、成熟させることが大切である。)

侍だけでは無く、どの業種の職人さん、営業マンも同じですね

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

10月14日 「止めを刺すこと」

成功を喜び合うと同時に、なお反省すべき点はありはしないか、
絶えず振り返ってみなければなりません。

反省と指導者の一念を入れることは、経営の原点です。

幸之助は、「事業には止めを刺すことを忘れては、完結したとは
言えない」と厳しく指導してくれました。

百里の道も九十九歩で半ばなのです。

何事も中途半端で終わらせず
一気呵成に完結させます。