川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
10月14日 「大器は遅く成るの理にて」
万事速やかに成れば堅固ならず、大器は遅く成るの理にて、
躁敷き事にては大成も長久も相成らざる事に之れあるべく候。
嘉永元年10月4日「明倫館御再興に付き気付書」
【訳】
何事もなく順調に成長した人物は、意志が強く、他人に簡単に惑わされないかというと、そうでもない。
立派な人物というものは、時間をかけてゆっくり成長するのが道理であって、
騒々しい状態ではホンモノの立派な人物になることはない。
回り道、過ぎてみれば自分の道
と自分に言い聞かせています。
大器晩成 そうありたい。