『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

11月6日 「自分の枠を外す」

幸之助をはじめ、多くの成功している人に共通するのは、
難局に出会ったり壁にぶつかったりした時、自分の常識
つまり自分の考え方の枠を外して、新発見したり解決したり
しているということです。
考え方や心を窮屈にしてはいけません。
どんな時にも一度自分を離れて見つめ直してみることです。
信念を持つこと、自分の枠を外すこと。
この二つは矛盾しているようで真理なのです。

苦難福門ですね

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

11月6日 「平時直諌なくんば」

平時直諌なくんば、戦に臨みて先登なし。 
 安政6年3月「感傷の言」

【訳】

日ごろ、(殿を)直接諌めるということができなければ、
戦の際に、真っ先を駆けて、敵陣に斬り込むことなどできない。

戦国時代の殿様への苦言は切腹につながったりするからですね。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

11月5日 「相談しては叱られた」

人の上に立てば立つほど迷いが生じてきます。
私は幸之助によく相談に行きました。
ところが、自分の指導者としての一念を明確に持たないまま行くと、
「君はそれでも指導者か」と、その場で叱られたものです。
いかなる困難であってもそれに対して進むべき時、
必ず自分なりの考えを持って事にあたることです。
そうすることで必ず道は開けます。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

11月5日 「同じからしむること能はず」

孔子人を教へしより、已に人をして皆己れに同じからしむること能はず。 
  嘉永5年8月26日「※治心気斎先生に与ふる第三書」

【訳】

あの聖人孔子でさえ、人を教えていた頃から、人を自分と同じようにすることは不可能であった。

※長州藩 山田宇右衛門。治心気斎は号。松陰は幼少時よりその教えを受け、最も影響を受けたといわれる。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

11月3日 「桜の木に桃の実は実らない」

「人の心は、千差万別どころか、万差億別、したがって教育も
万差億別の教育をしなければならないよ」
と、幸之助はよく言っていました。
仏法でいう「桜梅桃李」の考え方は、人材育成の原則です。
桜の木には、桃の実は実らないのです。
万差億別と考えるところに、幸之助の優しさを感じました。