『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

11月15日 「志のみ、胆のみ」

君子に貴ぶ所のものは志のみ、胆のみ。胆なく志なくんば、則ち区々の才知将た何の用か之れを為さん。 
  嘉永6年正月某日「※中村道太郎あての書翰」

【訳】

心ある立派な人に大切ことは、志だけである。肝っ玉だけである。
志がなく、肝っ玉がすわっていなければ、わずかな才能や知識があったとしても、何の役に立つであろうか。立ちはしない。

※ 長州藩士 中村道太郎、後、九郎。松陰の友人、同志。赤川淡水の実兄

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか

11月15日 「お金は人間性を現す」

お金の使い方はその人の人間性を現します。

幸之助は創業の時どんなにお金に困っても、それに左右
されるような人ではありませんでした。
お金は天下のまわりものと言いますが、お金が主役の経
営ではなく人間主役の経営が幸之助の哲学でした。

「木野君、お金に振りまわされる人間になったら経営もお
しまいや」この言葉が今でも耳に残っています。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

11月14日 「私心を慎む」

「何が正しいかということに、確固たる信念を持つならば、
そこから出る勇気は、非常に力強いものとなり、成功への道を歩むことになるのだ」
と、幸之助が声を大にして戒めていたのは、
自分だけのことを考えたり人を出し抜いてうまくやろうとすることでした。
私心を厳に慎むべきです。

利己的な心より利他の心を大切にします。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

11月13日 「使命感を持て」

幸之助は、「人間が知恵才覚を持って確固とした経営を行うかぎり、
必要なものはすべて生みだせる」と言っています。
しかし、知恵才覚以上に大切なものが一つの使命感を持つということでした。
使命感を持って仕事をすればもっと大きな見えざる力が働き、
商品やサービスや技術や人生に光り輝くものが生まれるのです。

キョウエイホームの使命感は
お客様の住環境の向上=豊かな人生 の実現です。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

11月14日 「小事却つて大害を為す」

大行は細謹を顧みずは勿論の事なれども、小事却つて大害を為す事もあるなり。  
 嘉永5年5月某日「※山縣半蔵あての書翰」

【訳】

大きな仕事をする時には、些細なことなど気に懸けないのはもちろんである。
しかし、その些細なことが大きな害を引き起こすこともある。

※ 長州藩 山縣半蔵、後、宍戸璣。明倫館学頭 山縣太華の養子。
二十歳前後まで、松陰の門人だったが、以後、疎遠となった。

大を目指しながらも、小にも気を配るバランスを大切にします。