『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

1月9日 「本当に偉い人とは」

幸之助は、「本当に偉い人とは、部下が自分より偉く見える人だと思う」
と言いました。
そして、「部下を尊敬出来る人は、もっと偉い人やで、木野君、
覚えておきや」と。
その時、初めて人が人を信用し、人に生まれ来た喜びを実感
するものです。
美しき人間の心の絆は永遠に光る、と幸之助は、王道の経営を
教えてくれました。

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人々の長所を見出し尊敬できるようになります。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

1月9日 「父母を不是と思はぬ」 

「天下に不是の父母なし」と云ふ如く、人子の心にては毫末も父母を不是と思はぬこそ孝と云ふべし。 
 安政2年9月7日「講孟劄記」

【訳】

「世の中に正しくない父母はいない」
というように、人の子の心においては、ほんの少しでも父母を正しくない、と考えないことこそ孝行というべきである。

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両親のお蔭で今の自分がいます。
両親が子供にすることは良かれと思っての事。
全て正しいです。

人生の岐路に指す一手

私たちの人生には様々な紆余曲折があります。上昇気流に乗って商売がうまくいく時期。
業績が悪化して、資金繰りに苦しむ時期。思いがけない逆境に直面して、生きるか死ぬかの経験をする時期があるかもしれません。
誰しも、一生のうちに一度や二度は乗り越えなければならない逆境に遭遇するでしょう。
それを乗り越えられるかどうかの分岐点は、自らの「心」が密接に関係しているというのが、私たちの学ぶ純粋倫理の特徴の一つです。
大なり小なり逆境に直面した時、「困った」とか「苦しい」と言う人がいます。「困」という字は「生命が囲われている状態」、
「苦」には「生命が枯渇している状態」という意味があります。二つの字には、自分の生命を縮める、
自分の能力に自分で限界点をつくる、自分で成長を止めてしまう…などの意味が隠されているのです。
将棋界の歴史に名を残す棋士故・升田幸三名人は、大正七年に広島県で生まれました。

幼少の頃はやんちゃで、神社のご神体に小便をかけたり、貧乏を馬鹿にされ、近所の女の子を日本刀で切りつけたりしたこともありました。
半面、将棋の腕は抜群で、近郷近在、升田少年にかなう者は誰もいませんでした。
ある日「棋士になりたい」と母に伝えると猛反対されましたが、自分の決めた道に進みたいという強い思いから、
母の物差しの裏に「この幸三、名人に香車をひいて勝ったら大阪に行く」と書き置きして十四歳で家出。
木見金治郎名人の門下生になりました。
昭和二十七年の第一期王将戦にて木村義雄名人を降して王将位を獲得。
昭和三十一年の第五期王将戦では、大山康晴名人を相手に「名人に香車を引いて勝つ」という、空前絶後の記録を達成。
十四歳からの夢を実現させたのです。
なぜに氏は、自らに課した試練を乗り越え、前人未到の偉業を成し遂げることができたのでしょうか。
それは、常に自分を向上させる自己暗示をかけていたからだと、自著の中で語っています。
「私は自己暗示というのは、人生にとって非常にだいじなことだと思っている。
(中略)不成功に終わる人というのは、自己に無意識のうちに自信喪失させるような暗示をかけている。
おれはもうダメだとか、終わりだとか、始終ボヤいたりして、自分を奈落の底に落ちこませるような自己暗示をね。
逆に、伸びる人というのは、いつも自分を向上させるような暗示をかけてますよ。ここに、わたしゃ分かれ道があると思う。
同じことでも、自信をつけるのと奈落の底へ落ちるように仕向けてるのとでは、これ、天地の差がありますよ」
(升田幸三『勝負』成甲書房)
 どの世界でも、一流や超一流と言われて成功している人に共通している資質の一つに「プラス思考」が挙げられます。
私たちも、いい言葉やプラスの言葉で自らの心に暗示をかけてみましょう。
そして、どのような逆境でも乗り越えていくという不退転の決意で突き進む時に、順境という明るい道は拓けてくるのです。

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自分の経験で、窮地に立った時に覚悟を決めた時に好転した事は度々ありました。
そして自分を信じる事ですね。

スランプを抜け出すには

自分を成長させたい、何とかこの問題をクリアしたい…と望んでも、それが簡単に解決されることは稀でしょう。
好結果に至るまでの道のりは、なかなか厳しいものです。
 今週は、二月に開催された冬季ソチ五輪で、男子シングル・フィギュアスケート選手の一人として活躍した、
町田樹選手のエピソードを紹介しましょう。
 町田選手がフィギュアスケートと出合ったのは三歳の頃です。家
族に励まされながらトレーニングを続けますが、特に熱心に応援してくれたのは母の弥生さんでした。
母子での早朝ランニングを日課とし、遠征中や合宿中も毎日会話をして、弱音を受け止める相手になってくれました。
用具代や遠征費がかさんだ時は、昼と深夜に飲食店で働くなどして、やりくりをしてくれました。
 運動能力に恵まれていたわけでもなく、スポンサーやマネジメント会社のサポートもない中で、
町田選手は、オリンピック出場の夢に向かってひたすら努力を続けました。
家族の温かな支えもあって、メキメキと実力を上げ、やがて国際大会にも出場するまでにレベルアップしていきました。
2012年のグランプリシリーズ中国大会で優勝。その後のグランプリファイナルにも出場しますが、成績はまさかの最下位でした。
直後の全日本選手権でも9位と惨敗し、ソチ五輪を前に、精神的にひどく落ち込みます。
 スランプに陥った町田選手を、ある日、母親の弥生さんは「自分自身を変えないと一生勝てないよ」と叱り飛ばしました。
母の厳しい一言と、そこに込められた深い慈愛にハッとさせられ、町田選手は奮起します。
気合を入れるため髪を丸刈りにして、坊主頭の写真と共に、「試合期間中は電話してこないで」と母に決意を伝えました。
弥生さんは、そのメールから「何としても五輪に行く」という強い決意を感じたといいます。
さらに、毎日の練習時間を自主的に一~二時間延長して、再起にかけたのです。
 その後の試合では「自信を持って演じられるようになった」とコーチからも評価され、
ついに二十年間憧れていたオリンピックの舞台へ立つことになったのでした。

 困難に直面した時、「困った、困った」と愚痴を言い、弱音に終始していては、気持ちは萎縮するばかりです。
状況を打開するのは、「やってやるぞ」「この苦しさを機会に自分を磨くぞ!」という前向きな心境と、
「成功するまでやり続ける」という継続力でしょう。
 倫理研究所を創立した丸山敏雄は、青年に向けた書の中で、
「心境は、苦難あるごとに開け、障害にあうたびに成長する」(『青春の倫理』)と喝破しています。
困難な問題に果敢に挑戦する時、積極心は倍増され、知恵や才覚が湧き出てくるものです。
苦難の中でこそ自分が磨かれると知り、今直面していることから逃れずに、一歩ずつ前進していきましょう。

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苦難は幸福の門
スランプ・困難を乗り越え成長します。

省エネ住宅に関するポイント制度の実施

省エネ住宅に関するポイント制度の実施
① 施策の目的
一定の省エネ性能を持つ住宅に対して支援を行うことで、省エネ住宅の建設や省エネ
平成26年12月27日
閣議決定
一定の省エネ性能を有する住宅の新築や、エコリフォームに対して、様々な商品等と
交換できるポイントを発行する。
リフォームの普及を図るとともに、消費者の需要を喚起し、住宅投資の拡大を図る。
② 施策の概要
③ 施策のスキーム、実施要件(対象、補助率等)、成果イメージ等
ポイントの発行対象
エコ住宅の新築(賃貸住宅を除く)
下記の省エネ性能を満たす住宅の新築に対して一定のポイントを発行
① トップランナー基準等を満たす住宅
② 断熱等性能等級4等を満たす木造住宅等
エコリフォーム
■断熱改修の例下記のリフォームについて、省エネ性能等の内容
に応じたポイントを発行
① 窓の断熱改修
② 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
③ 一定規模以上のエコ住宅設備の改修を伴う
複層ガラスへの交換
リフォーム
④ ①~③と併せて行う以下の工事
バリアフリー改修、住宅設備の改修、
リフォーム瑕疵保険への加入、耐震改修等
※この他、中古住宅の取得と併せてリフォームを行う
場合には、ポイントを加算天井の断熱改修
ポイントの交換対象
〇省エネ・環境配慮商品等
〇地域産品
〇商品券・プリペイドカード
〇エコ住宅の新築又はエコリフォームを行う工事施工者が追加的に
実施する工事(即時交換) など