『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

1月4日 「孜々として」 ししとして

古より志士仁人、恩に感じ報を図るや、往々一身の力を尽し、而して之に継ぐに死を以てす。
亦唯だ当に厲精力を竭し、日夜懈ることなく、家業に孜々として死を以て之を争ふべきのみ。 
嘉永元年9月「燼余の七書直解の後に書す」

【訳】

昔の心ある人のようにするのみである。
昔から、志のある立派な人は、御恩を感じ、その御恩に報いようとする時には、全力を尽くし、命がけで行うものである。
また、心を励まし、全力を尽くして、いつも怠ることなく、家業に対し、まじめに命がけで勤めるだけである。

感謝の心と、本業を大切にします。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

1月3日 「何か心得になるほんなりとも」 

正月にはいづくにもつまらぬ遊事をするものに候間、夫れよりは何か心得になるほんなりとも読んでもらひ候へ。
  安政元年12月3日「※妹千代あて書翰」

【訳】

お正月にはどこでもつまらない遊びをするものである。そんなことより何かためになる本でも読んでもらいなさい。

※杉家の長女で、松陰より二歳年少の妹。一番仲がよく、終生、松陰の世話をしたといわれる。

今年は2日より致知を読んでいました。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

1月2日 「独り身之に坐せん」 

※1貫高の「事成らば王に帰し、事敗れなば独り身之に坐せん」とは、僕素より掲げて佳話と為す。  
安政6年正月5日「※2士毅に与ふ」

【訳】

僕は、貫高の、「国家のための企てが成功すれば王様の手柄とし、
失敗すれば、自分一人が罪に服す」という話を、以前からすばらしいと考えている。

※1 ~前198。中国、前漢の臣。趙の丞相。これは漢の高祖暗殺実行に際し、趙王に述べた言葉。
※2 長州藩士小田村伊之助。士毅は字。松陰の友人。後、松陰の妹 寿が嫁いだ。

手柄は人に、罪は自分に。
日本人としての美点ですね。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

1月3日 「正月の意味」

元旦の日の出はすべてを蘇生させます。
失敗を成功に、困難を希望に変えるチャンスです。

「正月は正しい月と書くはな。過ぎ去った年は忘れて、
初心に戻ることや。そして、正しい月には、正しいこと
を考えることが大切や」

うまくいかない人は、どこかが間違っているのです。
正しいことを考え、実行すれば、必ず正しい結果が出ます。
正月になると、幸之助にいつも教えられました。

1月4日今日から仕事始め、
初心に返り0からスタートの気持ちで
宇宙根源の法則に乗れるよう取り組みます。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

1月2日 「書き初めで、心に刻印しましょう」

初夢を、成功への一念に納めるために、心を静めて、書き
初めをしたいものです。

心に刻印するために、今年こそ、使命を果たす良き年にと、
誓願しましょう。

幸之助はいつも机に向かい色々なことを書いていました。
成功への一念をこの一身に刻み込むのが今日という日です。

切に念ずれば想いは遂ぐるなり。