川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
1月18日 「志を以て」
夫れ重きを以て任と為す者、才を以て恃みと為すに足らず。知を以て恃みと為すに足らず。
必ずや志を以て気を率ゐ、黽勉に従ひて而る後可なり。
弘化3年「※松村文祥を送る序」
【訳】
重要な仕事をするものは、才能を頼みとするようでは駄目である。知識などを頼みとするようでも駄目である。
必ず、何のためにそのような仕事をしているかを考えて、
気持ちを奮い立たせ、仕事に励むことにより、達成することができるのである。
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何の為が動機で、それが達成されたことを想い励みます。
※松陰の叔父 玉木文之進が主宰していた時の松下村塾出身者で、松陰の友人。