『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

1月21日 「お経は弟子との対話集やで」

「君、お経はありがたいと手を合わせるが、お経は弟子との
対話集やで。部下との対話が、成功を生む金の卵や。よく
覚えておきや」と、幸之助は、社員に手を合わせていました。

法華経方便品第二という二分もかからない短いお経では、
292文字のその中で「舎利弗」という弟子の名前を6回も
呼びながら、師匠の釈迦は対話をして、教えていただいた
のです。
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ヘッドシップではなく協調ですね。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

1月20日 「天気予報がなかなか当たらないのはなぜか」

幸之助は、「予報することに一生懸命になっているからだ」と。
「事業経営では、予報を当てることよりも、雨を降らしたいなら
ば、雨を降らすアクションを起こさなければならない」と、結果を
大事にしていました。

「経営の中で、一番悪いのは、意志決定しないことだ」と指導者
が行動しない、GO!をかけないことを、常に自戒めておりました。

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雨を降らす=お客様への動機つけ
お客様の幸せな住環境にむけご提案します。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

1月19日 「人力車はなぜなくならないのか」

幸之助は、「人力車を引く車夫が一人でもいるかぎり、時代が
どのように変わろうとも、人力車はなくならないよ」と私に注意
しました。

「人力車が好きで好きで、自分の命があるかぎり、人力車を引
くという意気込みを、車夫が持っているかぎり、道は必ず開け
てくるものだ。
一つの事に、徹底的に打ち込むことが大切だ。

安易に他に救いを求め、逃げ出しては、人生の敗北者となる」
と、厳しく教えられました。

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初心・志を貫くという事ですね

吉田松陰一日一言

吉田松陰一日一言(1月16日)

心定めや

明君賢将必づ其の心を定む。吾が心一たび定まりて、将吏士卒誰れか敢へて従はざらん。
(中略)心定めや、特に一旦奮激の能くする所に非ず、必ずや心胆を涵養鍛練(かんようたんれん)すること素あるものにして、
能くすることありとす。

【訳】賢明な君主やすぐれた将軍など立派なリーダーという者は、まず腹を決めるものである。
トップの腹が決まれば、部下たる者、どうしてそれに従わないことがあろうか。
ありはしない。(中略)しかしながら、この決断を下すということは、一時的に心を奪い起こすことでできることではない。
必ずや心や胆を、水が自然にしみこむように少しずつ養い育て、体力・精神力・能力などを鍛えて強くすることによってのみ可能となる。

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上手くいかなかった事が、腹を決めたとたん、
上手くいくことが多々あります。
心・肝を養い育てます。