外壁塗装の必要性

外壁塗装の必要性

外壁塗装計画についてお話しする前に、そもそもなぜ新築時に外壁を塗装で仕上げるのでしょうか?
モルタル(※)のままだと、見栄えが良くないから?

 確かに、見栄えの点で塗装を行うのは大きな理由のひとつです。今日では、様々な種類の塗料・工法があり、その仕上げも細かいニーズに合わせてデザイン的に富んだものもございます。

 本来の外壁塗装の一番の理由は、外壁に防水機能を持たせるためです。モルタルだけでは防水性は全くありません。そこで、表面に外壁塗装を施し、この塗膜が雨水等から建物を守るのです。

  そして、建物は、強烈な紫外線や水分・酸性雨、大気汚染物質、地震や台風の振動等の影響をたえず受け続けます。経年とともに、塗膜は劣化・粉化してきま す。汚れが付着し、見栄えが悪くなってきます。外壁自体もワレが出てきて、鉄部の錆び木部の腐食が発生し、放置すれば建物内部への湿気、水分が浸入し、構 造部分(木柱、鉄骨、鉄筋)の老朽化を促進していきます。

そこで、外装リフォーム(ひび割れ等の補修・外壁の塗り替え)が必要になってくるのです。

外壁リフォームにより、新築時の外観の復元、そして定期的に行うことにより、建物のライフサイクルを延ばすことができるだけではなく、外壁塗装を行う事により住宅の資産価値を維持し高めることもできるのです。

直観力を磨き正しき道を見出す

決断力、統率力、調整力…。人間が集団を営んで生きているからでしょうか。
昔から、リーダーが持つべき能力、いわゆる「リーダー論」については、
さかんに論じられてきました。
リーダーが持つべき能力の一つに先を見通す力、すなわち「先見力」があります。
企業経営にとっても、リーダーである経営者の先見力に自社の浮沈がかかっていると
いっても過言ではないでしょう。
ある住宅関連企業の経営者は、先を読むために次の五つを心がけているといいます。
①経済新聞を読み込む(世界、日本の動向を広い視野で確認する)
、②業界新聞を読む(自分が商売をするフィールドの動向を知る)、
③イベント会場などでは何が行なわれているかを知るために会場へ赴く
(消費者の関心を実際に肌で感じる)、
④「未来」「次世代」等、将来予測に関連する全ての単語をキーワードに新刊本を調べる(
識者の見解を知る)、
⑤海外旅行をする(世界の視点から自社を客観する)
実は、このような調査・研究の努力は、先見力にも通じる、ある力を養っていきます。
ある力とは、未だ見ぬチャンスの兆しをつかむ「勘」や「ひらめき」、
「直観」といわれるものです。たとえば、倫理研究所会長・丸山竹秋は、
次のように述べています。
  一流の「勝負の鬼」たちが、いかに心をくだいて研究修練に打ちこんでいることか。
研究をバカにしてはいけない。「こうきたらどうする」「ああなったら、どうすればよいか」
などと、人の観察をしたり、まわりに心を配って実行すること、それらを積み重ねているうちに、自ずから勘が働き、直観力がみがかれる。(『丸山竹秋選集』152頁)
 日々の仕事に追われて、なかなか研究などに没頭できないという方には、
早朝時間の活用をお勧めします。早朝の時間帯は、自分だけの時間を確保できると共に、
朝の起き方を工夫することで、直観力を高めることができるからです。
朝の目覚めは、「起きよ」という波動をキャッチした気づきの一瞬。
ここで躊躇逡巡することなくサッと起きる習慣を身につけることで、
気づきがよくなってくるのです。
「一葉落ちて天下の秋を知る」という言葉があります。秋に早く落葉する青桐の葉が
一枚落ちるのを見て秋の訪れを察するように、わずかな前兆を見て、
その後に起こるであろう大事をいち早く察知するという意味です。
危険予知やチャンスを予見する瞬間は、意外とこのような日常の些細なことがきっかけで
起こるものでしょう。
この直観力をいざという時に正しく働かせるには、知的な情報収集等の研究、
仕事に関する経験の蓄積、朝起きをはじめとした直観力を磨く訓練と共に、
経営に対する正しい「志」が必要不可欠です。
「正しい」とは、自他共に「よい」ということに他なりません。
自社の経営が、人や社会・国家、そして地球にとって「よい」経営であるかどうか。
そうした経営のあり方を見直し練り直す時、これまで蓄えた力が作動し、
行くべき道を見出していくことができるのです
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直感力・先を読めるよう日々努力します。

父子の葛藤を越えて

ある企業の社長が、間もなく還暦を迎える頃、息子のM氏を後継者とすることを決断しました。
M氏は父から、「一年間、うちの仕入先で修業をしてこい。話はつけてある」と指示されました。
一年後、予定通りM氏は、父の経営する会社に戻りました。
その後、十年の間にさまざまな役職に就きますが、重職に就くほど、
父と衝突するようになりました。父に意見され、叱責されるほど反発は強まり、
やがてプライベートでも会話することがなくなりました。
M氏が社長に就任した後も、父親との衝突は続きました。困ったのは社員たちです。
「会長と社長、どちらの話を聞けばいいのですか」と問われたM氏は、こう答えました。
「もちろん俺の言うことを聞けばいい。あっちは先が長くないから」
その言葉には、先代を尊敬するどころか、父への感謝のかけらもありませんでした。
ある時、M氏は毎週通っていたモーニングセミナーで、
「ほんとうに、父を敬し、母を愛する、純情の子でなければ、
世に残るような大業をなし遂げる事はできない」という『万人幸福の栞』の一節を読みました。
この言葉は、M氏の心に波紋のように広がりました。
また講師から、親に考養を尽くすこと、ご先祖のお墓参りをすることの大切さを聞くうちに、父への気持ちに変化が表われてきたのです。
 心中によみがえってきたのは、かつて聞いた父の身の上話です。
それは起業したばかりの頃の話でした。
「赤ん坊だったお前を車に乗せて、配達や集金に行ったものだ。配達を終えて車に戻ると、
集金したお金が盗まれていたことがあった。でも、お前は無事だった。
あの時はどんなにホッとしたことか」
「私は、今までお前のためにやってきたんだ。お前の顔を見て、勇気づけられ、
歯を食いしばってやってきたんだよ。お母さんと一緒に…」
その話を聞いた時は、父に何の言葉もかけられませんでした。
しかし、こうして振り返ってみれば、父がどんな思いで自分を育ててくれたのか、
後継者としてどれほど期待をかけてくれていたのかがわかります。
M氏は〈親に考養を尽くし、恩返しできるような息子になろう。会社を発展させ、
社内を活性化させよう〉と決心したのです。
その後、父は他界しました。M氏の会社は何度か大きな危機に見舞われましたが、
そのたびに〈父ならどうしただろう〉と考え、乗り切ってきました。
今は、亡き父の教えを受け継いで、次の後継者にバトンを渡すまで日々成長していこうと
決意しています。
男にとって父親は、ライバルのような存在でもあります。
M氏のように、会社を後継したとなれば尚更でしょう。
〈父を越えたい〉という思いは、成長への活力にもなります。
しかし、恩の自覚なしには、本当の力は湧いてこないでしょう。
この世に生を受けてから、数えきれないほどの恩恵の中で生きている私たちは、
その恩に対し〈ありがたい〉と思える人間になりたいものです。
そして、その最たるものは、自分の命をこのように育んでくれた、親への感謝でしょう。
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今、私が存在するのも、この仕事を続けられるのも両親のお蔭です。
また、日々生活できるのはお客様、仕事をして頂ける
協力業者さん達のお蔭です。
すべての事に感謝です。

大事故がなぜ続く

いったいなぜ近頃は事故が多いのであろうか。もちろんそれには当然ながら原因がある。
偶発的と思われる事故に対しても、人為的、または自然的な原因が必ずあるのである。
悲劇を二度、三度と繰り返さないためにも、起こった事故に対する心がまえは、
しっかりと持っておきたい。それは人を責めたり、攻撃したりする意味ではなくて、
その事故に直接、間接に関係する者が自らをかえりみて、
その事故に対する反省の念をしっかりと持つことである。
物理的な事故原因の追究は、十分に為すべきことはいうまでもない。
それは、当たり前のことである。必要なのはそうしたことの、
もうひとつ根本にあるところを反省することである。
 それは事故を生活の赤信号と受けとることである。
平素から何か不自然なやりかたをしていて、それがたとえ、
たいしたものでないように見えても、積もり積もって、ふいに大きな事故を引き起こすのである。
 ある会社で新型の乗用車を購入した。若い社員がちょっと練習をしたいからというので、
まあ、いいだろうと許可をした。
 ところが、ガソリンを入れにいって帰る途中、岩壁の迫っている溝に落ちこんで、
車体の片側を大破したのであった。購入してわずか五日目のことである。
 報告をきいた会社の業務部長は、その管理を受け持っていたので、一瞬憮然としたが、
ただちに次のように反省したのであった。
 第一、社長はその青年にまだ運転させる時期ではないという意向であったのに、
    その気持ちを十分に尊重せずに運転をさせたこと。
 第二、新しく購入した自動車の責任者をはっきりさせなかったことが、よくないこと。
 第三、新車に対して十分な配慮をせずに、軽々しい気持ちで扱っていたこと、などである。
 その事故を起こした青年は免許証は持っていたけれども、しばらく病気で、
運転をしていないので、危ないと社長は見ていたのである。その社長の判断を軽く見たのが、
配下にある者として間違っていたと部長が反省したのであった。
 また一般に、機械とか道具は、それぞれの責任者をつけないと、つい粗末になって、
壊れたりしやすい。大切に扱えば長持ちして、こちらのためによく働いてくれるが、
乱暴に扱うと、すぐに腹を立てて、壊れてしまったりする。さっきの会社の場合も、
このようなことが総合されて、新車が事故を起こしてしまったのであった。
業務部長は以上のように、その事故についての反省をして、やがて修理されてきたその車に対し、その後は適確なやりかたをとったので、事故は起こらなくなった。
 この事故に対して社長は社長として、当の青年社員はその立場から、同じく赤信号として、
それぞれにふさわしい反省をしたことはいうまでもない。
そして、それぞれの生活を立て直して業務に打ち込んでいる。
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どんなに小さな道具でも粗末にはせず、大切に扱います。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

3月8日 「成功を邪魔するのは自分自身だよ」

「木野君、成功を邪魔するのは自分自身だよ。人はかけがえの
ない資本だ。金は潤滑油。だから、潤滑油のために仕事をして
はならないのだ。

金を追ったら、金が逃げて行くよ。志を追え。

また、仕事は無限にある。小さいことも大事にして、何事も成功
するまで、やり抜くんだ」

「僕は頭を下げ下げやってきた」と、幸之助は、自分の心の中の
自分といつも闘っていました。
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常に感謝の心を忘れず謙虚に励みます。