雨漏りの為、
既存瓦棒の上に、
カバー工法で重葺き。
工事完了後、水掛試験しましたが、
バッチシ完璧です。
ちなみに、この鉄板はガルバニュウム鋼板
遮熱仕様です。
なかなか業績が上向かない。いわゆる「頭打ち」で、今後伸びていく兆しがない。
経営状態は安定していても、将来への漠然とした不安を持っている。
このような時、どこに活路を見いだすのか。その道は、小さなことにあります。
当たり前のような小さなことをコツコツと続けて、実践を積み重ねていくことが大切です。
その小さなこととは、例えば、「真心を込めて先手の挨拶をする」
「呼ばれたら間髪入れずに『ハイ』と返事をする」「使った物はきちんと後始末をする」
といったようなことです。一見、当たり前に思えることを徹底して実践することで、
やがて大きな力を発揮するのです。
ある地方で運送業を営んでいるEさんは、従業員の挨拶の仕方が気になって仕方がありません。たとえば、「おはようございます」は「おざーす!」、「ありがとうございました」は
「あざしたー!」といった具合です。
体力が物を言う仕事柄、採用する従業員は、いわゆる体育会系の部活動をしていた人が
ほとんどです。「部活の時はそれで良いが、もう社会人なんだから、挨拶の仕方を考えなさい」
といくら注意しても、長年の挨拶の習慣はなかなか改まりません。
〈元気があるから、まあいいか〉と、心の中で妥協していたEさんでした。
ある日の研修会で「挨拶の実践で会社が変わった」という社長の体験談を聞く機会がありました。〈たかが挨拶くらいで…〉と思いながらも、Eさんは、その体験談に、
どこか引き込まれるものを感じました。
研修会が終わった後、講師に従業員の挨拶の仕方について相談したEさん。
その際、「Eさん自身はどのような挨拶をしていますか?」と問われ、
ハッと我が身を振り返りました。朝、従業員が自分に挨拶してくると、
「オース!」と返していたのです。
「挨拶のポイントは、真心を込めて、先手で挨拶をすることです。
社長から先に、正しい挨拶のお手本を示してください」と、講師にアドバイスを受けました。
翌日、Eさんは、照れくさい思いを振り切るように、「おはようございます!」
と元気に挨拶しました。従業員は最初、驚いた様子でしたが、時の経過につれて、
「おはようございます!」「ありがとうございました!」と、
爽やかな挨拶が返ってくるようになりました。
やがて半年が過ぎる頃には、その従業員の挨拶が、評判を呼ぶようになりました。
「荷物を頼むならE運送に」と声がかかるようになり、以前と比べて、
配送の依頼が二十五パーセントほど増えたといいます。
その変化に、Eさんは「たかが挨拶、されど挨拶。毎日の小さな積み重ねが、
大きな変化をもたらすのですね」と、挨拶の威力を痛感しています。
純粋倫理の学びは、頭で理解して終わりではなく、実践するところに意義があるのです。
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まずは自分からですね。
小さなことを日々積みかさねます。
活路はどこにあるのかという問いについて、倫理研究所の二代目理事長・丸山竹秋は、
次のように述べています。
活路は実は足もとにあるのだ。誰でも見つけやすい場所に光っているのだ。(『繁栄の法則』)
迷いを解決する道は、どこか遠くに拓けているのではない、活路は常に足もとにあると心得、日々、小さなことから変えていくトレーニングをしていきたいものです。
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始まりはどんなことでも小さいものです。その小さなことを大切にしていくと、よく気づく人になっていきます。小さなことに感動し、小さなことを喜べる人は、とても幸せな人です。
小さな実践を繰り返し続けていくと、必ず自信につながっていきます。そして、信用される人、
信頼される会社になっていきます。
コツコツという言葉は、漢文の「兀兀(こつこつ)」という語からきているといわれています。「兀」という字にはもともと「動かない」という意味があり、それを重ねて「地道に働くさま。
たゆまず努め励むさま」を表わします。
コツコツと地道に積み重ねることが、大きな変化の原動力になっていくことを体得しましょう。
「小さな力が、やがて大きな力になる」という意味では、
「箸(はし)よく盤水(ばんすい)を回す」という諺(ことわざ)があります。
たらい一杯に張った水の真ん中を、細い一本の箸で根気よく回し続けると、
周りの水が回り始め、最後には、たらいの水全部が回り始めるという意味です。
つまり、たとえ小さな力でも、繰り返しやり続けていくと、
必ず大きなものを動かす力が出てくるということです。
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では、その「小さなこと」とは、どのようなことでしょう。
まず、一日のスタートである朝目が覚めたら、サッと起き上がることです。
一日のスタートが爽やかであれば、仕事に追われる生活から、
仕事を追う生活に変わっていきます。精神的にも時間的にもゆとりができ、
物事が順調に進んでいきます。自然のリズムに合った生活は、
自分ではどうすることもできない癖を取り除いてくれるでしょう。
次に挨拶です。朝起きた時、食事の時、外出する時、人に会う時、別れる時、帰ってきた時、
夜休む時…と、実践の機会は常に身近にあります。明るく大きな声で、
心を込めて先手の挨拶を行ない、経営者から挨拶のお手本を示していきましょう。
こうしたことを習慣化すると、積極的な人生を送ることにつながり、
人間関係もより良くなっていきます。
さらに心がけたいのは、気づいたらすぐすることです。「気がつく」ということは、
人間の力で考えたものではなく、自然が人間に気づかせてくれる叡知なのです。
気づいた時、サッと行動に移すこと。それが成功の条件であり、
そのチャンスはいつも目の前にあるということなのです。
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小さな事を大切にし、積み重ねます。
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
7月22日 「誰にでも与えるものがある」
「誰にでも与えるものがある。
笑顔を与える、励ましを与える、
求める活動から、与える活動へ転換を図りたい」
と、幸之助は一生懸命でした。
誰もが使っている言葉で、世界を創造することも、
また人を殺すことも出来るのです。
言葉こそ、人間を変え、人間と人間を結ぶ力です。
豊かな心は、豊かな言葉をはぐくみます。
豊かな言葉を与えたいものです。
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豊な心で、豊かな言葉をはぐくみます。