『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

6月20日 「賢い人間は国を滅ぼし、
会社をつぶす」

「賢い人間は、国を滅ぼし、会社をつぶす」と
幸之助から言われました。

賢い人間は、理論で武装します。

理屈が先では、人は動きません。

偉い人とは、どれだけ苦難や、障害を、乗り切って
きたかで決まるのです。

感性が動いた時、感動が生まれるのです。

幸之助は何に対しても感動する、素直な心を
持っていました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

6月18日 「かつてない困難は、かつてない発展の基礎となる」

「かつてない困難からは、かつてない確信が生まれ、かつてない
確信からは、かつてない飛躍が生まれる」

私が再建する会社の社長として着任する時、幸之助からいただい
た励ましの言葉です。
苦しい時の支えとして素直に拳拳服膺することで、この言葉通りに
なりました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

6月17日 「体験から学ぶ」

幸之助は経営の神様といわれました。
幸之助の経営のコツは、ほとんどが体験を通して身に
つけたものです。
幸之助の教えに「経営のコツここなりと、気づいた価値
は百万両」という言葉があります。
その人独自の経営を完成させるには、独自の体験が
大切なのです。
経営には指導者の一念と実地の体験が不可欠です。
体験は挑戦することから自然に生まれてくるのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

6月15日 「感情で生きている」

通常、人は欲望の赴くまま、感情で生きています。
時には、人間の本質なり、自然の摂理に照らして、
何が正しいかということを考えなければなりません。
そうすれば、すべてのものにかけがえのない、命の
輝きを見ることができるのです。
幸之助は「命の輝きがすべてのものを成功へ導く」
と言っています。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

6月16日 「憎しみは破壊を」

「憎しみは破壊を、自他相愛の心は建設をもたらす。
憎しみ合うことほど人間としてみじめなことはない」
競争心は、嫉妬を生みだすことになるのです。
嫉妬は憎しみを生みます。
憎しみは、すべてを破壊する元凶となります。
幸之助は、温かく温かく考えて、クールに決断してい
ました。
素直な心がすべてを聡明にします。