『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月7日 「働く意味」

幸之助は働きたいという強い望みを持っていました。
丁稚時代から働くことに意味を見出し、人生の喜びは
働くことの中にあると体で感じていたのです。

人の役に立つ働きの中に、人が人であることの美しさ
を発見したのです。

幸之助は、94歳まで喜んで働き続けました。
働く意味は考えるものではなく、体得していくものです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月6日 「錦の御旗をかかげよう」

錦の御旗や水戸黄門の印籠は、人を正しい道に導く
大いなるものです。
幸之助はこれを「正義を象徴する一つの力」と述べて
います。
錦の御旗をもってことに当たれば、すべてのことは正
しく判断することが出来るのです。
社長たるもの、正義の旗を押し立てて、自信を持って
王道の経営に徹してもらいたいものです。
社員のために、会社のために、社会のために、間違
っても覇道の経営にならないように。
指導者たるもの正義の旗を押し立てて行かなければい
けません。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月4日 「いろいろな好機が訪れる」

人間はどんな人でも好機が訪れます。
大切なのはその機会を捕まえることが出来るかどうか
です。
幸之助は、好機を捉える天才でした。
誰もが越えられぬ山はない。障害は乗り越えるために
あるのです。
心が変われば、一切が変わり、チャンスは手に入るのです。
幸之助の教えです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月5日 「経営の使命」

「何業かの業種を問わず経営の使命に変わりはない」と
幸之助は言っていました。
製造業たると、問屋業たると、小売業たるとを問わず、
お客様に喜んでいただき世の中から必要とされる仕事
ならば、儲けは後から必ずついてくるものです。それが
正しい経営なのです。
事業ほど、人を幸せにする尊い仕事はありません。
これに気づいた人がすべてを成功に結びつけるのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月3日 「心の中に太陽を昇らせよう」

とかく人間は成功すると傲慢になりがちです。

幸之助は口癖のように「君な、人間は多少困難や失敗
があったほうが素直になれるんだよ」と、言っていました。
失敗や困難は誰もが嫌です。でも自分を反省する機会に
なるのです。

人間の内なる変革から出発して、自分の心の中に太陽を
昇らせればよいのです。