『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るのか―

10月7日 「今という一瞬一瞬を」

一念とは、一つの今の心と書きます。
この一念を積み重ねて生きることが人生や経営を豊かにしていくのです。
「今という一瞬一瞬を、精一杯生きる積み重ねが、充実した人生を創り出す」
幸之助に教えられたことの一つです。

ものごとは自らが投じたものしか戻ってきません。
他人を当てにする心があれば、ものごとは進みません。
一瞬の中に、全責任を感じ、自らが必死に立ち上がれば、
劇的に道は開かれてくるのです。

千里を駆け抜けた男

「今週の倫理」は、その名の通り、毎週一回の発行です。
「千里の道も一歩から」という諺がありますが、平成9年9月1日の第1号が一歩となって、皆様にご愛読をいただきながら1000号を迎えることになりました。
大阪府に「千里」という名称を含んだ単会があります。千里中央倫理法人会です。1970年の大阪万博開催前に開発された豊中市・吹田市が誇る千里丘陵に広がるのが千里ニュータウンであり、地元の人たちからは「せんちゅう」の愛称で呼ばれている地域です。
千里中央倫理法人会は平成13年7月7日に設立されました。現在は8代目となる土屋篤会長にバトンが手渡され、大阪府の中でも活力溢れる活動を展開しています。
七代目の田畑章氏が会長に就任した当時は、会の運営が組織の体をなしていない状態でしたが、3年間の必死の努力で、モーニングセミナー(以下MS)の出席社数が全国年間ベスト10に入るほどの発展を遂げたのでした。

田畑氏自身の倫理との出合いもまた「千里」を走るものでした。きっかけは長野県の佐久平です。中村八惠子さん(現・長野県倫理法人会会長)がディスク・ジョッキーを務める地元FMラジオ番組に、旧知の仲だった田畑氏がゲスト出演したことがありました。
その放送後、中村会長から、倫理法人会を薦められたのです。
「読んでみてください」と手渡されたのは『万人幸福の栞』でした。長野から大阪まで帰る車中で、手にとって読んでみると、これまで苦心して掴みとった信念と合致し、成功者の行動規範といえるものが書いてあります。
感動した田畑氏は〈この著者に会いたい!〉と強く思いました。しかし、著者はすでに亡くなっています。それでも気持ちの高鳴りを抑えきれなかった田畑氏、せめて生誕地に行ってみたいと新大阪駅のホームまで奥様に来てもらい、着替えを受け取って、福岡県豊前市に直行したのでした。
倫理運動の創始者・丸山敏雄の生まれた豊前市は、福岡県と大分県の県境に位置しています。田畑氏は県境にある中津市の出身でした。ほぼ同郷であることにも運命的な縁を感じた田畑氏は〈この学びこそ今の自分に必要だ〉と確信。その日のうちに倫理法人会に入会しました。まさに、「千里」を走っての即決でした。
田畑氏は、今年度から大阪府倫理法人会の会長に就任しました。昨年度まで、2年続けて府内の全単会目標達成を成し遂げた木村前会長の思いを継ぎ、大阪府が35周年を迎える平成30年度には、3000社達成を決意しています。
倫理の実践者をさらに増やし、大阪府経営者教育団体ナンバーワンを目指すため、独自の普及サイクルを創り出している大阪府。「エブリデー普及デー」を合言葉に、毎日のように入会が続いています。
田畑会長の思いはすでに千里の彼方に向けられ、歴代会長の夢である大阪府5000社の実現を見据えています。商人の町・大阪が熱く燃えています。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

10月6日 「夢見るほどに愛する」

自分の仕事も自分の部下も、夢見るほどに愛すれば、
必ずうまくいくのが法則です。
それが幸之助の信念でした。「心は生きているのだ」と、
よく言っていました。

この人のためならと感じさせれば、自然と人は動くのです。
指導者は人を引き付ける魅力を養い、高めたいものです。
夢見るほどに人を愛する。これほど尊いことはありません。

台風18号

台風18号は5日、対馬海峡から山陰沖を経て北陸沖に進み、午後9時に温帯低気圧に変わった。温帯低気圧は6日未明に北陸、東北を通過し、朝には北海道南東沖へ進む見込み。気象庁は西・東日本や東北では6日明け方にかけて暴風や高波、局地的な激しい雨に警戒するよう呼び掛けた。

金沢市では5日午後9時10分ごろに最大瞬間風速43.4メートルを観測し、この地点では1937年の統計開始以来、2000年2月と並ぶ記録となった。JR北陸新幹線は強風の影響で一時運転を見合わせ、遅れが生じた。

台風18号 北陸から東北に上陸の恐れ

台風18号は、今夜遅くから6日未明にかけて、北陸から東北にかなり接近し上陸する恐れがあります。九州から東北で荒れた天気となりますので、各地の雨や風の強まる時間帯をまとめました。

●台風の特徴

台風18号は、昼前には対馬海峡に進み、その後、台風は速度を早め、暴風域を伴ったまま日本海を東へ進むでしょう。5日夜遅くから6日明け方にかけては、北陸地方から東北地方にかなり接近し、上陸するおそれがあります。

午前8時現在、九州北部と中国地方の一部が風速15メートル以上の強風域に入っています。5日の日中は西日本で、夕方から6日の午前中にかけては、東日本や東北地方で荒れた天気となるでしょう。台風に近い九州北部や中国地方、北陸で瞬間的に40メートルを超えるような風が予想されています。これは、樹木や電柱が倒れる程の強さです。屋外の活動は危険な状態になりますので、風が強い時間帯はできるだけ外出は控えた方が良いでしょう。今後は暴風域や強風域が広がる恐れもあります。台風から離れた太平洋側でも沿岸部を中心に強い風に注意が必要です。台風の進路にあたる対馬海峡や山陰沖は猛烈にしけますので、むやみに海岸付近には近づかないでください。また、南から暖かく湿った空気が流れ込むため、南北に延びる活発な雨雲が九州や四国、本州を通ります。台風から離れた太平洋側でも大雨の恐れがありそうです。

◆6日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、

九州北部で35メートル(50メートル)、中国地方で30メートル(45メートル)、北陸28メートル(40メートル)、近畿で25メートル(35メートル)、四国23メートル(35メートル)、関東甲信20メートル(35メートル)、東海や東北は20メートル(30メートル)の予想です。

◆6日にかけて予想される波の高さは、

九州北部9メートル、中国7メートル、九州南部や近畿・北陸6メートルです。

◆6日にかけて予想される雨

西日本や東日本では雷を伴った激しい雨が降り、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る見込みです。6日6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、四国と近畿で200ミリ、九州北部で180ミリ、九州南部と東海・北陸・関東甲信で150ミリです。

●各地の雨や風のピーク

九州は北部を中心に、猛烈な風が吹き、海上は猛烈にしけるでしょう。昼過ぎまでは雷を伴い非常に激しく降る恐れがあります。

中国地方の一部が強風域に入っています。山陰では朝から、山陽も昼ごろから風が強まってくる見込みです。

最接近は夕方から夜のはじめ頃にかけてです。山陰を中心に大荒れの天気となるでしょう。海上は猛烈な風が吹き、猛烈にしける見込みです。

四国は太平洋側を中心に夜のはじめ頃にかけて、暴風や大雨に警戒して下さい。

近畿に最も接近するのは、夕方から夜遅くにかけてです。夕方以降は雨や風が強まり、南部を中心に大雨になる見込みです。

台風情報© tenki.jp 提供 台風情報

東海は昼過ぎから雨が降り出し、夕方以降は激しい雨が降り、大雨になる所もあるでしょう。夜からあすの未明にかけては暴風や高波にも警戒が必要です。

関東甲信は夜は次第に雨や風が強まり、6日の明け方は非常に強い風の恐れもあるでしょう。

北陸は夕方から、東北は夜から雨が降りだすでしょう。6日の朝にかけて、大荒れの天気になりそうです。北陸や東北は台風が接近し、上陸する恐れもありますので、今後の台風情報には十分に注意してお過ごしください。