安岡正篤 一日一言
心を養い、生を養う
10月18日
しびれる
何にしびれるかによって、その人は決まる。
中江藤樹は「論語」と王陽明にしびれていた。
人間は本物にしびれなければならない。
福岡市東区香住ヶ丘 株式会社 キョウエイホームより
安岡正篤 一日一言
心を養い、生を養う
10月18日
しびれる
何にしびれるかによって、その人は決まる。
中江藤樹は「論語」と王陽明にしびれていた。
人間は本物にしびれなければならない。
福岡市東区香住ヶ丘 株式会社 キョウエイホームより
千葉県倫理法人会は、全国で最初に誕生した倫理法人会です。昭和55年10月1日、280社で設立。初代会長に就任したのは、故・滝口長太郎氏です。
滝口氏はもともと個人会員として倫理を学んでいた経営者でした。
「中小企業の経営者たちに一人でも多く、この倫理を知ってもらいたい。社長が倫理的に考えれば、必ず会社は良くなる。従業員が救われる。家族が幸せになる」という熱き想いを胸に、千葉県のみならず全国を東奔西走しました。
倫理法人会の生みの親である氏の言動は、多くの経営者へ多大なる影響を与えてきました。そのいくつかを紹介しましょう。
【打つ手は無限】
滝口氏の名句といえば「打つ手は無限」です。「あきらめなければ活路は必ずある」とは、氏がその半生で掴んだ信条でした。
「すばらしい名画よりも とてもすてきな宝石よりも もっともっと大切なものを 私は持っている どんな時でも どんな苦しい場合でも 愚痴を言わない 参ったと泣きごとを言わない 何か方法はないだろうか 何か方法はあるはずだ 周囲を見回わしてみよう いろんな角度から眺めてみよう 人の知恵も借りてみよう 必ず何とかなるものである なぜなら 打つ手は常に無限であるからだ 滝口長太郎」
【散り銭】
『万人幸福の栞』十二条「得るは捨つるにあり」がなかなか理解できなかった氏。商売の上で儲けることは必須なのに、なぜ捨てるのか。その「捨てる」真髄を体感するべく取り組んだのが「散り銭」の実践でした。ヒントになったのは、棟上げの餅まきだったといいます。「出さなくてよいお金を人のために喜んで出すと、大きく育って戻ってくる」「迷った時は二倍出せ」という氏の哲学は、徹底した捨てる実践を通して学んだことでした。
【百社百カ所運動】
滝口氏は倫理法人会の設立当初、「新しい組織には、基礎をなすある程度の会員数が必要。その数字に達しないと火の勢いが弱まり、やがて消えて行く」という考えを持っていました。そこで、全国会員数一万社を目標と定め、「百社百カ所」のスローガンを掲げたのです。
千葉県はその運動の先頭に立ち、昭和63年、全国に先駆けて、会員数1000社を達成しました。その2年後、倫理法人会が誕生からちょうど10年の節目に、倫理法人会1万社が達成されたのです。
*
今月1日、滝口氏のお膝元であった船橋市倫理法人会が設立35周年を迎えました。同会は、単位倫理法人会の全国第一号です。
当日の式典には、「長太郎カントリー倶楽部」でキャディーをしていた女性も駆けつけました。社長である滝口氏がゴルフ場に来ると、その場の空気が明るくなるので、スタッフは皆楽しみにしていたと、当時を懐かしんでいました。
「長太郎スピリット」は、今も確実に県内役員へ受け継がれています。自身の墓石に「さあ、ゆっくりねむらうぜ」と刻んだ滝口氏。さらなる倫理法人会の発展を天国から望んでいるに違いありません
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
10月17日 「大事を決する時には」
「小事は損得の基準を決めても、過ちは少ない。
しかし、大事を決する時には、利害・損得を超越した見地に
立たねば事を誤る」
と、いつも厳しく教えられました。
経営理念を経営の物差しにしているか。
経営理念を軸に会社を経営しているか。
経営理念を鏡にして行動しているか。
今こそ経営者は王道の経営に徹すべきです。
安岡正篤 一日一言
心を養い、生を養う
10月17日
物には慣性というものがあります。人間には因習というものがあります。
同じような人ばかり、同じようなことを考え、同じような話をし、
同じようなことを繰り返しやっておりますと、非常に単調になる。
単調になると、これは人間の習慣性で、生命、精神が鈍ってくる、眠くなる。
人間が眠くなると溌剌たる創造性を失ってくる。
福岡市東区香住ヶ丘 株式会社 キョウエイホームより
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
10月16日 「自分の分を守れ」
幸之助は、「まず一歩前進することだ」と、自分に言い聞かせていました。
色紙に「前進」と書いてくれました。
一歩前に出ないかぎり、目標には絶対到達しないのです。
しかし、無理をすることを、いつも厳に慎むように
教えられました。「限界を超えろ」と言いながら、
「自分の分を守れ」とも言っていたのです。
相矛盾する中に幸之助の真実があります。