『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

12月21日 「一念が大事」

一時が万事と言いますが、一つのことに集中して努力している
人は、時間の差はあっても必ず成功します。

幸之助はこうした天地の理法を感じていたと思います。
私があきらめそうになると、「道を変えたらあかん。どんな逆境
に出会っても、初心にかえって最後までやり遂げるんや」と、励
ますように諭してくれました。

あれもこれもと、気の多い人のことを器用貧乏と言いますが、
一念が大事です。

福岡市東区香住ヶ丘 リフォーム専門店 株式会社 キョウエイホームより

 

日常生活に句読点を打つ

もし文章に句読点がなければどこが文の始まりで、どこが終わりか、わからなくなります。句読点を打つことで、次の文の始まりもはっきりします。

では、日常生活においては、何が句読点の役割をするのでしょう。それは後始末です。

例えば、一日の仕事を終え、使った道具を片付け、場を整理して帰路に着く。これが「。」(句点)としての後始末です。こうした習慣が、次のスタートを良くし、生活にメリハリを生み出します。

また、何か仕事をしている最中に、別の仕事を頼まれたとします。今の仕事に一度区切りをつけ、頼まれた仕事に取りかかる。この「区切りをつける」ことが「、」(読点)としての後始末といえるでしょう。

今週は、日頃聞き慣れている「後始末」について、三つの視点から見つめ直してみましょう。

まず初めに「物の後始末」についてです。道具や機械を使用した際、そのまま放っておくのではなく、手入れを行ない、次に使いやすいように整理整頓することが後始末となります。これを怠ったことで、次のスタートが出遅れてしまったという体験は、多くの方がお持ちでしょう。

さらに使った物に対し、しっかりと感謝の心を持って後始末することが、物を活かす第一歩となり、生活のリズムを整える大きなきっかけとなるのです。

次に「行動の後始末」について考えてみましょう。何かをやり終えた時、成否に関わらず振り返ることが「行動の後始末」です。

失敗した時は、なぜ失敗したのか要因を突き詰め、次にまた同じ失敗をしないように反省する。成功した時も、なぜ成功したのか振り返り、次の成功に繋がるよう工夫を凝らす。この繰り返しによって、成功体験が増えていくだけでなく、さまざまな出来事に瞬時に対応する力も磨かれていくのです。

最後に「心の後始末」についてです。たとえば、就寝する前、「今日一番嬉しかったこと」を思い出しながら休むようにする。そうすることで心がリセット(=後始末)され、明日のスタートを良くするための切り替えができます。反対に、今日一日を振り返る時、あれこれと心配をしながら休んでしまうと、寝つきが悪く、寝起きも良くありません。心のリセットをすることは、寝つきを良くし、目覚めも良くする効果まであるのです。

他にも「心の後始末」の方法として、日記をつけることもお勧めします。その際のポイントは、悪かった点を書くより、今日一日、どのように良いことがあったかを記録することです。また、悪かったことがあっても、それをプラスに転じていく心持ちを書くことで、その日記は、振り返るたびに心を明るく、前向きにしてくれるアイテムへと発展していくのです。

人生を一つの物語と捉えた時、その物語の主人公は自分以外にありえません。どのような物語を作るかは自分次第です。日々、生活を送る中で、しっかりと後始末をして句読点を打ち、自分の物語を作っていきましょう。

 

福岡市東区香住ヶ丘 リフォーム専門店 株式会社 キョウエイホームより

安岡正篤 一日一言

安岡正篤 一日一言

心を養い、生を養う

12月20日  俗を楽しむ

人間は俗生活をしておればおるほど、その中に俗に動ぜざるもの、俗に汚れざるものがなければならない。
それで初めて俗を楽しむこともできる。

 

福岡市東区香住ヶ丘 リフォーム専門店 株式会社 キョウエイホームより

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

12月20日 「経営のコツをつかむ」

私が一番苦労したのは、東方電気の再建でした。何度も
何度も幸之助に叱られました。
そして、そのたびに、上手くいくコツを体得していったように
思います。

「君な、上手くいくかどうかは、経営者自身の問題や。経営
のコツをつかんでいるか居ないか、それが成功するか失敗
するかを決めるんや」

人間は反省しながら挑戦し、挑戦しながら反省して経営の
コツをつかんでいくと思っています。

 

福岡市東区香住ヶ丘 リフォーム専門店 株式会社 キョウエイホームより

安岡正篤 一日一言

安岡正篤 一日一言

心を養い、生を養う

12月19日 

悠久無限天地は悠久である。
造化は無限である。
したがって、人間も久しくなければいけない。

物を成してゆかねばならない。
それは仁であり、忠であり、愛であるが、それを達成してゆくものは、忍である。

福岡市東区香住ヶ丘 リフォーム専門店 株式会社 キョウエイホームより