『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月22日 「一番難しい問題から取り組め」
「問題解決には、一番大きな一番難しい問題から取り組まなあかん。
これが出来れば、後は自然と解決するものや」
と。
また、幸之助は、
「社長たるものは、そんなチマチマした仕事の仕方したらあかん。社員が見てるで」
と強く叱りました。
社員も取引先も、お客様も、社長の一言一句、行動のすべてを見ているというのです。
社長の一瞬の姿の中に、経営のすべてが現れていると生きた社長学を教えてくれました。

 

福岡市東区香住ヶ丘 リフォーム専門店 株式会社 キョウエイホームより

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

1月21日 「お経は弟子との対話集やで」

「君、お経はありがたいと手を合わせるが、お経は弟子との
対話集やで。部下との対話が、成功を生む金の卵や。よく
覚えておきや」と、幸之助は、社員に手を合わせていました。

法華経方便品第二という二分もかからない短いお経では、
292文字のその中で「舎利弗」という弟子の名前を6回も
呼びながら、師匠の釈迦は対話をして、教えていただいた
のです。

 

福岡市東区香住ヶ丘 リフォーム専門店 株式会社 キョウエイホームより

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

1月20日 「天気予報がなかなか当たらないのはなぜか」

幸之助は、「予報することに一生懸命になっているからだ」と。
「事業経営では、予報を当てることよりも、雨を降らしたいなら
ば、雨を降らすアクションを起こさなければならない」と、結果を
大事にしていました。

「経営の中で、一番悪いのは、意志決定しないことだ」と指導者
が行動しない、GO!をかけないことを、常に自戒めておりました。

福岡市東区香住ヶ丘 リフォーム専門店 株式会社 キョウエイホームより

利を超えた信

警察庁の調べによると、平成27年度の全国交通事故件数は53万6899件、交通事故死者数は4117人だったそうです。一日で平均10人以上もの方が亡くなっていることになります。

一方で、平成27年度の自動車保有台数は、6051万7249台でした(一般財団法人自動車検査登録情報協会調べ)。一家に一台以上保有している家庭も多くあります。

近年、交通事故の件数自体は、減少傾向にあります。安全への様々な企業努力や交通ルールの厳格化などがその要因として挙げられるでしょう。

とはいえ、それでも年間4千人もの方が亡くなられていることを考えると、やはり自動車は危険と隣り合わせの乗り物であると言わざるを得ません。そして、私たちはそのことは承知の上で、自動車を利用しているのでしょう。

自動車のお陰で、多くの人や物を運ぶことができます。雨風をしのぎながらスピーディーに目的地へ到着することができます。密閉された私的空間にいながら移動ができます。これほど〝便利〟な乗り物はありません。

つまり、私たちは便利さと危険とを天秤にかけて、便利さを優先しているのです。その選択は「利」における選択なのです。

ここで歴史を遡って、ある逸話を紹介しましょう。

天正15(1587)年、大坂城での茶会で、参会者が茶を一口含んで、回していきました。盲目で重い病を患っていた大谷吉継の番が来て、茶を一服すると、鼻から膿(うみ)を垂らしてしまいました。太閤の御前でもあり、本人も参会者も背筋が凍りつきました。

しかし、次の座にいた石田三成が、「頂きまする」と言って、膿ごと一気に飲み干したのです。

その後、大谷吉継は、関ヶ原の戦いで、東軍有利を悟りながらも西軍・石田三成につき、命を散らせました。この逸話は、相手に貸しを作ろうという打算や己の私利私欲を超えて、相手を全面的に受け入れ、無心で物事に当たる時に、思わぬ結果が現われることを私たちに教えてくれます。

信ずるという事は、事実そうであるから、それと信ずるのではない。そうであることは信ずるも何もない、もうすでにそうである。ほんとうに信ずれば、そうなるのであり、必ず信じた通りにさせるのである。

(『万人幸福の栞』第十五条)

私たちは日々、様々な人と接しています。よくやってくれるから信用する、自分のことを理解してくれるから信頼するというのは、いずれも「利」における信用や信頼です。

しかし、「ほんとうに信ずる」とは利害得失を超えた信だといえるでしょう。信じられぬ、どうなるか分からぬ、それでも信じるところに倫理実践の真価があります。

たとえ自分のことを理解してくれなくても、思い通りにならなくても、人や自然、世の中を信じて、さらには自分を信じて事に当たる時、これまでとは違った結果、すなわち倫理実践における体験が生まれるのかもしれません。

安岡正篤 一日一言

安岡正篤 一日一言

心を養い、生を養う

1月18日   独りを楽しむ

真に自己を社会化するためには、常に自己を深めねばならぬ。
真に人を愛するには、かえって独りを楽しむ者でなければならぬ。
浅薄な利他と同情とは最も徳の賊である。

 

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