脳の使い方/安岡正篤一日一言0330
人間の脳というものは、いくら使ってもくたびれないばかりでなく、難しいことに使えば使うほど機能が優れてくる。
つまらないことに使っておると退化する。
だから子供はいくら早くてもよいから、難しいことを遠慮なく教えるが宜しい。
脳の使い方/安岡正篤一日一言0330
人間の脳というものは、いくら使ってもくたびれないばかりでなく、難しいことに使えば使うほど機能が優れてくる。
つまらないことに使っておると退化する。
だから子供はいくら早くてもよいから、難しいことを遠慮なく教えるが宜しい。
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
3月30日 「小事こそ大事」
「立ち遅れる指導者はいても、立ち遅れる大衆はいない」。
これは中国の格言です。
小さなほころびから、敗北が始まるのです。
小事こそ、大事です。
安心それが、人間の最も身近にいる敵なのです。
幸之助は、あくまで対話と調和によって、矛盾を解決する
経営を行ってきました。
小事こそ大事なのです。
小才と大才/安岡正篤一日一言0329
小才が利くと、それで好い気になって、大才にならぬ。
結局は、策士・策に倒るということになってしまう。
むしろどちらかと言うと愚、少々頭も悪く、小才も利かぬような人間の方が、根が真面目なだけに、修養努力して大人物になることが多い。…
あいつは少し馬鹿だと言われる人聞が、賢いなどと言われる人間の企(くわだ)て及ばぬ人物になる。
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
3月29日 「経営理念は企業の顔」
「経営理念は企業の顔であり、企業の鏡であり、企業の魂である」
そして、企業の生命であり、企業そのものです。
経営理念を軸に会社はまわるのです。
経営理念は、自分と事業の懸け橋なのですから、
大切に大切にしなければなりません。
いつも無言の教えをうけていました。
昭和60年、倫理研究所の二代目理事長・丸山竹秋が「地球倫理」を提唱しました。
その中で、「地球規模で考え、足元から行動を」という理念のもと、企業や個人が日頃から取り組める
「10の実践」を奨励しています。各項目について、現代の事情に鑑みながら紹介しましょう。
①木を植える
スペースがあれば、木や花を植えましょう。庭がなくても、植木鉢に植物を植えたり、オフィス内に観葉植物を置くなど、工夫の余地はあります。屋上庭園を実施する企業も昨今は増えてきました。
②緑を大切にする
水やりや剪定をして手入れをすることは、植物の成長に繋がります。むやみに緑を傷つけず、地域の山や森にも目を向けて、今ある緑を減らさないようにしたいものです。
③清掃を徹底する
地球美化の第一歩は清掃から。地域団体が主催する清掃活動に参加したり、企業として道路や河川のアダプト・プログラムに参加することも、地球美化の実践です。
④ゴミは持ち帰る
レジャーなどで自分たちが出したゴミを持ち帰るのは当然のこと。買い物の際、過剰包装は断るなど、必要以上にゴミを出さないよう心がけましょう。
⑤紙を大切に使う
できるだけ裏紙を利用する。必要以上にコピーしない。企業単位で「ペーパーレス化」を進めることで、紙代や印刷代の削減にも繋がります。
⑥電気を節約する
近年、大きな自然災害の発生などにより、節電意識は高まりつつあります。またLED照明の普及により、身近なところでの節電も進んでいることでしょう。こまめにスイッチを切る、蛍光灯や電球の間引きをするなど、節電のための工夫は様々にあります。
⑦ガソリンを節約する
燃費が良いだけでなく、二酸化炭素や窒素酸化物の排出が少ない、エコカーの普及も進んでいます。必要以上にガソリンを使わないよう心がけましょう。
⑧水を節約する
「水不足」などと報道されると節水意識は高まるものの、普段はなかなか意識が向かないものです。水道は出しっぱなしにせず、水を大切に使いましょう。
⑨水を汚さない
油を直接流さないなど、台所からの排水に気を使いましょう。
⑩回収し、再生する
缶やビン、新聞や雑誌など再生できるものは、新たな資源として活用したいものです。
*
これらは、実践の一例として、丸山竹秋が提唱したものです。「地球倫理」というと遠大な理想だと思いがちですが、ちょっとした心がけ次第で、誰でも、いつでも、実践できることがたくさんあります。すでに日頃から心がけている方も多いでしょう。
まずは私たち一人ひとりが、手もと足もとにある地球倫理の実践から取り組んでいきましょう。