猛烈な台風18号は4日午前、沖縄県・久米島の北方海上へ進んだ。気象庁は3日夜に久米島を含む沖縄本島地方に暴風や大雨などの特別警報を発表したが、4日朝までにすべて解除した。18号は九州の西海上を北上して5日朝に対馬海峡に進んだ後、山陰沖を経て同日中に北陸に接近する恐れがある。
5日にかけては西日本で大雨や強風、東日本で大雨が予想され、気象庁は警戒を呼び掛けている。
総務省消防庁によると、久米島で避難所やマンションの窓ガラスが破損するなどの被害があったが、けが人は無かった。
5日正午までの24時間雨量は多い所で、九州北部180ミリ、九州南部と四国150ミリ。その後6日正午までの24時間雨量は多い所で、四国と近畿、東海100~200ミリ、北陸100~150ミリと予想される。
5日にかけての最大瞬間風速は九州北部50メートル、中国45メートル、四国と近畿、北陸35メートル、沖縄30メートル。波の高さは九州北部10メートル、沖縄7メートル、九州南部と奄美、中国、近畿6メートルの見込み。