台風18号 暴風域広がる 警戒期間は

非常に強い台風18号は明日(水)朝に九州北部に最接近。現在は暴風域は比較的コンパクトですが、今後、広がる恐れ。その後、スピードを上げ、山陰沖から北陸、東北へ。交通機関に影響の出る恐れも。

●台風18号 暴風域広がる可能性

非常に強い台風18号は今夜は九州の西の海上を進み、明日(水)は向きを東よりに変えて、対馬海峡から山陰沖へ、その後、北陸から東北へ進むでしょう。明日(水)は一気にスピードを上げて、自動車並みの速度で進む予想です。

今は暴風域は比較的小さいですが、今夜以降は暴風域が次第に広がる見込みで、西日本の日本海側を中心に暴風に警戒が必要です。

●各地の警戒・注意事項

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【九州】

北部では明日(水)朝から暴風域に入るでしょう。瞬間的には45メートルの走行中のトラックが横転するような風が吹く恐れがあります。交通機関に影響のでる可能性がありますので、交通情報にもご注意下さい。明日(水)は北部・南部ともに非常に激しい雨の降る恐れがあります。

【中国】

明日(水)の昼前から暴風となるでしょう。夜にかけて風が強く、帰宅時間帯も交通機関に影響がでる可能性があります。局地的に激しい雨の降る恐れがあります。

【四国】

明日(水)いっぱい風が強まり、陸上でも瞬間的には30メートルの看板などが落下してしまうような風が吹く恐れがあります。

大気の状態が非常に不安定になり、局地的に非常に激しい雨が降る見込みです。

【近畿】

北部と中部を中心に夕方から南よりの風が非常に強まるでしょう。瞬間的には35メートルの道路標識が傾くような風の吹く恐れがあります。帰宅時間帯は交通機関への影響にご注意下さい。明日(水)の昼前から夜遅くにかけて局地的に激しい雨の降る恐れもあります。

【北陸】

明日(水)の午後から次第に風が強まり、明後日(木)の午前中にかけて風の強い状態が続くでしょう。瞬間的には35メートルの道路標識が傾くような風の吹く恐れがあります。明日(水)の午後から明後日(木)の午前中にかけて雨が強まり、大雨となる恐れもあります。

【東海・関東】

台風が予報円の中心を進めば、直撃はなさそうです。ただ、明日(水)の夜から明後日(木)の午前中にかけて、風が強まるでしょう。ピークは明後日(木)の未明から明け方ですが、明後日の朝は早めに起きて、交通機関に影響がないか確認すると良さそうです。湿った空気の影響で、明日(水)の夜から明後日(木)の明け方は一時的に雨の強まる所もあるでしょう。

【東北】

明日(水)の夜から明後日(木)の昼頃にかけて、雨・風ともに強まる恐れがあります。明後日(木)の午後も風の強い状態が続きそうです。

※各地、海上は波の高い状態となりますので、海岸付近には近づかないようにしましょう。