安岡正篤 一日一言
心を養い、生を養う
11月8日
背中が語る①
儒は濡である。
思想とか学聞が単なる知識や趣味に止まらずに、身につく、体になることだ。
孟子のいわゆる「面に見(あらわ)れ、背(せ)に盎(あふ)る」に至って、学問は真にその人の性命になる。…
人間は面より背の方が大事だ。
徳や力というものは先ず面に現われるが、それが背中、つまり後姿-肩背に盎(あふ)れるようになってこそ本物といえる。
後光がさすというが、前光よりは後光である。
福岡市東区香住ヶ丘 株式会社 キョウエイホームより