安岡正篤 一日一言
心を養い、生を養う
11月23日
晩年冬になれば、「木落ち水尽き千崖(せんがい)枯れて、
逈限然(けいぜん)天地の眞吾(しんご)が現れる」ように、
人間も年寄るに随(したが)って、容色は衰え、矯飾(きょうしょく)は廃れて、
その人の真実我が掩(おお)うところなく現れてくる。
『菜根譚(さいこんたん)』にも「人を看(み)るには只(ただ)後半截(こうはんせつ)を看よ」
という古語を引いているが、誠に人の晩年は一生の総決算期で、その人の真価の定まる時である。
*後半裁・・・後半生
福岡市東区香住ヶ丘 リフォーム専門店 株式会社 キョウエイホームより